2019年03月16日

『夜汐』東山彰良

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

夜汐 [ 東山 彰良 ]
価格:1728円(税込、送料無料) (2019/3/16時点)




 文久3年。苦界に沈んだ幼馴染みを救うため、やくざの賭場から大金をせしめた蓮八。新選組の一員として身を隠すことにした蓮八に、報復として殺し屋「夜汐」が差し向けられ…。『小説野性時代』連載を加筆し単行本化。

 文久3年。やくざ者の蓮八は、苦界に沈んだ幼馴染み・八穂を救うため、やくざの賭場から大金をせしめた。報復として蓮八に差し向けられたのは、凄腕の殺し屋・夜汐。京で新選組の一員となり、身を隠すことにした蓮八だが、ある日八穂からの文を受け取る。帰ってきてほしい……その想いを読み取った蓮八は、新選組から脱走することを決意。土方や沖田からも追われながら、八穂の待つ小仏峠に向かうべく、必死で山中を進む。だが、夢で蓮八に語りかけ、折りに触れ彼を導くのは、命を狙っているはずの夜汐だった……。

 本書は、著者初の時代小説でもありますが、新選組外伝ともいえる物語。幕末の新選組を中心に、野心を持ちながらも激動の時代の流れに翻弄される男たちの心情が描かれた作品ですが、主人公の逃避行、そして幼なじみである八穂との恋愛など、時代小説ではあるもののテンポが非常に良く、動乱の幕末の時代背景も交えて読み応えある一冊です。

【満足度】 ★★★★
ラベル:東山彰良 夜汐
posted by babiru_22 at 20:25| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする