2019年03月21日

『一億円のさようなら』白石一文

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一億円のさようなら (文芸書) [ 白石一文 ]
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 連れ添って20年。発覚した妻の巨額隠し資産。続々と明らかになる家族の秘密。爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争。もう誰も信じられない。鉄平は人生を取り戻すための大きな決断をする…。『読楽』連載を単行本化。

 加能鉄平は妻・夏代の驚きの秘密を知る。今から30年前、夏代は伯母の巨額の遺産を相続、そしてそれは今日まで手つかずのまま無利息口座に預けられているというのだ。結婚して20年。なぜ妻はひた隠しにしていたのか。そこから日常が静かに狂いはじめていく。もう誰も信じられない……。鉄平はひとつの決断をする。人生を取り戻すための大きな決断を。夫婦とは? お金とは? 仕事とは? 今を生き抜く大人達に贈る、極上の娯楽小説。

 物語は、長年連れ添った妻に巨額の隠し資産があり、妻の出した答えは一億円ずつお互い自由に使おうということになり、それが元で家族がバラバラになっていき、主人公が傷心のまま会社を辞め、金沢で単身暮らし始め、自分を見つめ直し、人生を取り戻すための大きな決断をする……というストーリー。帯に大体のあらすじが書かれていたため、家族関係がどうなっていくのか?に期待しましたが、肝心の人間関係がやや希薄に描かれており、ややご都合主義的な結末は物足りなかったものの、作品としては面白かったです。

【満足度】 ★★★☆
posted by babiru_22 at 17:31| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする