2019年04月01日

『学校の「当たり前」をやめた。 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革』工藤勇一




 宿題は必要ない。クラス担任は廃止。テストも廃止。多くの学校で「当たり前」とされてきたことを問い直し、次世代を担う子どもたちにとって本当に必要な学校教育のカタチを追求する千代田区立麹町中学校の取り組みを紹介する。

 宿題は廃止。固定担任制も廃止。中間・期末テストも廃止。およそ全国の中学校で行われていることを問い直し、本当に次世代を担う子どもたちにとって必要な学校の形を追求する、千代田区立麹町中学校の工藤勇一校長。自ら学習し、将来を切り拓く力は「自律」。大人が手をかけすぎて、あげくの果てになんでも他人のせいにするようなことにならないよう、中1から中3までの授業や行事を組みかえる。生徒や保護者に強く支持される学校づくりの全貌がここに。

 本書は、千代田区立麹町中学校の現役の校長による改革の取り組みを紹介したもの。宿題を廃止し、固定担任制度も廃止し、中間テストや期末テストなどを廃止…とこれまでの公立中学ではありえない改革をしていますが、これらは「目的と手段を取り違えない」「上位目標は何か」「自律のための教育」「進取の気性」と、教育は何のためにするのか、学校はどうあるべきかを真剣に考え、手段が目的化している今の義務教育に一石を投じる内容です。どの中学校でもできることではないでしょうが、目的と手段をしっかりと区分けし、教育改革を実践したことは素晴らしく、教育について考えさせられる一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:04| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする