水は100℃で沸騰し、0℃で凍る。最後の氷河期は数千年前に終わった。世界一高い山はエベレスト…。ごくありふれた科学に関するさまざまな誤解について、数式を一切使わずに紹介する。
本書は、宇宙、物理、科学、人体などのジャンルで約40個の事実の間違いを解説し、当たり前だと思ってきた科学の常識を覆した一冊。「宇宙飛行士が宙に浮かぶのは無重力だから」「光よりも速く飛ぶものは存在しない」「水が穴に吸い込まれるときに北半球では反時計回りに、南半球では時計回りに渦を巻く」…など、様々な誤解を探っていくうちに、間違った思い込みの向こう側にある本物の科学に対する理解を深めていくことができます。数式なども使わず、誰でも分かりやすく親しみやすい文章で構成されており、面白い角度から科学の誤解について書かれています。
【満足度】 ★★★★