2019年09月23日

『神山進化論 人口減少を可能性に変えるまちづくり』神田誠司




 徳島県神山町。地方再生の最前線が変わろうとしている。移住者、地元住民、行政のるつぼが農業、林業、建設業、教育の未来に挑むドキュメント。『朝日新聞』大阪本社発行の夕刊連載をもとに加筆し単行本化。

 徳島県神山町。人口5300人、多彩な移住者が集まる地方再生の先進地。町は今、基幹産業の活性化、移住者と地元住民の融合、行政と民間企業の連携、担い手の世代交代などの課題解決のため、農業、林業、建設業、教育の未来をつくるプロジェクトに取り組む。100人以上のプレイヤーたちに取材した現在進行形のドキュメント。

 本書は、人口減少を受け容れつつ地域を維持発展させてきた徳島県神山町の「まちづくり」への取り組みが書かれたもので、まさに地域の掘り起こしから官民連携での地方創生へのプロジェクトが進んでいる姿には魅力が溢れています。継続性ある取り組みを地域全体で進める姿にも触発されますし、町の未来を自分事にし、教育の未来を作り、移住者と住民が交わり、神山プロジェクトが前進していく過程は感銘を受けました。地方に住む者として、こんなプロジェクトに携わりたいとも思いますし、地域でその土壌がしっかりとできていることこそ、全国各地方自治体は学んでいくべきでしょうし、この地域活性化の取り組みは面白いと共に、やりがいのある地方進化でもあります。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 17:30| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする