2019年10月07日

『トマト缶の黒い真実』ジャン=バティスト・マレ

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トマト缶の黒い真実 [ ジャン=バティスト・マレ ]
価格:2090円(税込、送料無料) (2019/10/7時点)




 中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、経営者から生産者、労働者までトマト加工産業に関わる人々に徹底取材。産地偽装、大量の添加物や劣化した原料を使用する生産現場、奴隷的な労働者など、さまざまな問題を暴く。

 トマトは170カ国で生産され、トマト加工業界の年間売上高は100億ドルにのぼる。だがトマト缶がどのように生産・加工されているかはほとんど知られていない。中国、アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを舞台に、業界のトップ経営者から生産者、労働者までトマト加工産業に関わる人々に徹底取材。世界中で行われている産地偽装、大量の添加物や劣化した原料による健康被害、奴隷的に働かされる労働者などさまざまな問題を暴く。世界中で身近な食品であるトマト缶の生産と流通の裏側を初めて明らかにし、フランスでも話題沸騰の、衝撃的ノンフィクション。

 本書は、イタリアで出版停止となった一方、フランスの権威あるジャーナリズム賞「アルベール・ロンドル賞」2018・書籍部門賞受賞作。世界中で身近な食品であるトマト缶の生産と流通の裏側を明らかにしたルポですが、トマト缶の背後にある現実は驚きの衝撃です。中国産の劣悪な品質の濃縮トマトがイタリアに輸出され、ナポリ周辺の工場では、水で薄めて塩を加えて缶詰にするだけで、イタリア産としてEUを含めた世界に再輸出されるという構図も明らかになっていますが、食の安全を考えると外国産のトマト缶はとても買う気にはなりませんし、トマト缶の闇があまりにも深すぎます。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 18:09| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする