2019年11月04日

『むかしむかしあるところに、死体がありました。』青柳碧人




 お姫様を鬼から守った一寸法師。打ち出の小槌で大きくなった彼は、ある計画を心に秘めていて…。「一寸法師の不在証明」をはじめ、日本の昔ばなしを、密室などミステリのテーマで読み解く作品集。『小説推理』掲載を書籍化。

 鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの? 大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる! ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!? 昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!

 本書は、「一寸法師の不在証明」「花咲か死者伝言」「つるの倒叙がえし」「密室龍宮城」「絶海の鬼ヶ島」の全5編が収録されたミステリ集。昔ばなしのミステリという視点も面白く、特に竜宮城のトリックは印象的です。ブラックユーモアもたっぷりと入っていて、本格ミステリにしているところも評価できます。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 20:24| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする