2019年11月05日

『3つのアポロ 月面着陸を実現させた人びと』的川泰宣




 アポロは決して宇宙飛行士だけが作り上げたものではない。技術者、飛行士、科学者の三者が紡いだ「3つのアポロ」だった…。20世紀最大の冒険「アポロ計画」の始まりと偉業の達成、その後たどった経緯を描く。

 人類初の月面着陸から、今年の7月でちょうど50年を迎えます。アポロ計画は、宇宙飛行士はもちろんのこと、技術者や飛行管制官、政治家、科学者といった、さまざまな立場のたくさんの人びとの物語です。第二次大戦前夜からはじまり、アポロ計画の終了まで、人びとの情熱や専門知識や思惑が、ときに衝突しながら、最後には一丸となって、この未曽有の計画を実現させた様子が生き生きと描かれています。また、最終章では、著者自身の経験談も交えて、アポロ計画を振り返り、現代や未来へ繋がる意義を問いかけています。宇宙工学の専門家であり、すぐれた解説者でもある著者が書き下ろした、アポロ計画の全貌をひととおり知り、そこに参加した人びとの物語を目撃することのできる一冊です。

 本書は、科学者と技術者と飛行士の3つのアポロについて、そしてアポロ計画を推進した政治力についても含めて、それまでの経緯をまとめたもの。表に出ることの少なかった様々な立場の人々にスポットライトをあて、その全貌が語られます。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 12:49| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする