2019年12月24日

『遠い他国でひょんと死ぬるや』宮内悠介

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遠い他国でひょんと死ぬるや [ 宮内悠介 ]
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 単身フィリピンに渡り、激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三の足跡を辿りはじめた須藤。山下財宝、山岳民族、イスラム独立闘争…須藤はそこで何を見たのか。『小説NON』連載を加筆し書籍化。

 ぼくは、ぼくの手で、戰爭を、ぼくの戰爭がかきたい……そう書き残し、激戦地ルソン島で戦死した詩人・竹内浩三。彼は何を見、何を描いたのか? テレビディレクターの職を捨て単身フィリピンに渡った須藤は、その足跡を辿りはじめた。だがその矢先、謎の西洋人男女に襲われ、山岳民族イフガオの娘ナイマに救われる。かつて蹂躙された記憶を引き継ぎ日本人への反感を隠さないナイマだが、昔の恋人ハサンの実家を訪ねる道行きに、付添いとして須藤を伴うことに。ミンダナオ島独立のために闘ったイスラム一族の家で一時の休息を得た須藤だったが、ハサンの家は秘密を抱えていた……。

 本書は、フィリピンを舞台に繰り広げられる冒険SF小説。フィリピン、ルソン島で戦死したとされる詩人・竹内浩三を求めて、元映像ディレクターの主人公がフィリピンを旅する話ですが、現地での歴史的苦難なども含めて物語は様々な形で展開していきます。展開が跳ぶ箇所もあったりと、中途半端に感じる部分があったのが少々残念でしたが、作品としては面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:49| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする