2020年01月07日

『親の介護をしないとダメですか?』吉田 潮

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親の介護をしないとダメですか? [ 吉田 潮 ]
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 父が要介護となった時から、母娘の介護戦記は始まった…。人気コラムニストが、父が老いていく姿や介護が家族にもらたす疲弊を綴ると共に、介護について見つけたひとつの答えを記す。『日刊ゲンダイ』連載に加筆して単行本化。

 親孝行か自己犠牲か、理想と現実の葛藤のドラマ。老いた両親を持つ子供として介護とどう向き合い、どう取り組むべきなのか。「優しさ」が「苦しさ」に変わる機微を捉えた本書が無理をせずに、持続性ある介護のあるべき姿のヒントになると思います。当代随一の本音コラムニストが、家族との関わり方について独特の感性で認知症の父、母、姉と自分の家族のドラマを笑いあり、涙あり、時に愛や憎しみもある実例として描きました。

 本書は、「親の介護はプロに任せるべき!」と断言するコラムニストの著者が、老いた父への介護を通じて身をもって知った思いを紹介したもの。介護はきれいごとでは済まされない現代社会の問題でもあり、著者が認知症を患った父親を、母と姉と著者が関わっていく過程についてもリアルに書いていますが、介護についてはプロに任せられるなら任せるべきでもありますが、それ以前に多くの人が介護の現状、親の介護問題については勿論ですが、それぞれの地域での介護福祉の取り組みこそ知るべきことであり、本書にも書かれていますが、頻繁な転倒や排泄の失敗を家族で介護する困難さ、施設選びに際する注意点や特養の実態、実際にかかった費用など、介護の現実こそ多くの人に知ってほしいものだと思います。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 23:11| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする