2020年02月05日

『楽園の真下』荻原 浩

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楽園の真下 [ 荻原 浩 ]
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 日本でいちばん天国に近い島、志手島。その島で世界最大級のカマキリが発見された。フリーライターの藤間は、取材のため現地へ向かう。だが、楽園とは別の姿が…。科学サスペンス長編。『オール讀物』連載に加筆して単行本化。

 日本でいちばん天国に近い島といわれる「志手島」は、本土からは船で19時間、イルカやクジラの泳ぐコーラルブルーの海に囲まれ、亜熱帯の緑深い森に包まれている。そんな楽園で、ギネス級かもしれない17センチの巨大カマキリが発見された。『びっくりな動物図鑑』を執筆中だったフリーライターの藤間達海は、取材のため現地を訪れるが、志手島には楽園とは別の姿があった。2年間で12人が、自殺と思しき水死体で発見されており、ネットでは「自殺の新名所」と話題になって「死出島」と呼ばれていたのだ。かつて妻を自殺で失った藤間は、なぜ人間は自ら命を絶とうとするのかを考え続けており、志手島にはその取材も兼ねて赴いていた。やがて島で取材を続ける藤間の身の回りでも不審死が……。

 本書は、著者の作品としては珍しいパニックサスペンスでしたが、ホラー要素もあり、大きなカマキリと自殺の関連性から、物語はとんでもない方向へ進むことにもなり、後半はジュラシックパークを思わせる手に汗握る展開となりますが、エンタメとして楽しめました。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:48| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする