2020年04月30日

『川崎病 増え続ける謎の小児疾患』三浦 大

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川崎病 増え続ける謎の小児疾患 [ 三浦 大 ]
価格:2090円(税込、送料無料) (2020/4/30時点)




 乳幼児の70人に1人がかかり、現在も増え続ける原因不明の発熱性疾患、川崎病。その実態や注意点など最新のトピックも含めた医学情報を紹介するほか、病気を発見した川崎富作の足跡を小説風に書いた「川崎病物語」も収録。

 1961年、小児科医・川崎富作は奇異な患者に出会う。「これまでのどの病気とも違う」との直感が川崎病の発見につながる。しかし、医療界の常識に挑み、新たな病気の謎を追い続けた川崎医師の名が病名に冠されるまでには、以後30年の苦節を要した……。乳幼児の70人に1人がかかり、現在も増え続ける原因不明の発熱性疾患、川崎病。心臓病を起こすこともある不思議な病気の発見をめぐるエピソードから、診断・治療・予後の注意点まで、すべてがわかる。川崎病の患者・家族はもちろん、医療関係者も必携!

 本書は、大きく7つの章に分けて、「川崎病の歴史」「川崎病の疫学・原因・病態」「川崎病の診断」「川崎病の急性期治療」「心血管病変の診療と遠隔期の管理」「成人期の管理」「川崎先生の履歴」……として、川崎病の実態についてをまとめた一冊。乳幼児の70人に1人がかかる発熱性疾患で、謎の現代病とも言われ、原因は不明でもありますが、2002年から「川崎病」の臨床研究を続け、東京都立小児総合医療センター副院長でもある著者が、症状を始めとして「川崎病」についての実態を紹介しています。

【満足度】 ★★★★
ラベル:三浦 大 川崎病
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2020年04月29日

『金のなる人 お金をどんどん働かせ資産を増やす生き方』成毛 眞




 どんどんお金に働かせて、一生稼げる人になる! 元マイクロソフト社長・成毛眞によるお金論。稼ぐために必要となる考え方、お金の使い方やお金との付き合い方、稼ぐための投資、これからの「お金」の潮流等について詳述する。

 あなたはお金を稼いで何がしたいのか。人生を自分らしく生きるためのお金の戦略。「どんどんお金に働かせて、一生稼げる人になる」著者初のお金論! 40〜50代のミドルエイジ以降もしっかりと稼いで、資産を守る生き方・働き方。「金のなる種」をどうまき、お金と向き合っていけばいいのか。貯金、ローン、生命保険、投資、仮想通貨…などについてのマネーリテラシーも満載。

 本書は、お金について著者自身の体験や価値観を踏まえ、お金を増やす人の思考法についてをまとめたもの。お金についての価値感は人それぞれですが、投資に対しての考え方については参考になる内容で、価値のあるお金の使い方なども参考になりました。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年04月28日

『介護のうしろから「がん」が来た!』篠田節子

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介護のうしろから「がん」が来た! [ 篠田 節子 ]
価格:1430円(税込、送料無料) (2020/4/28時点)




 直木賞作家・篠田節子が、乳がん発覚から術後までの怒涛の日々…検査、手術、乳房再建、同時進行で認知症の母の介護…を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る、闘病&介護エッセイ。聖路加国際病院ブレストセンター乳房再建担当医との特別対談を掲載。

 認知症の母につき合って二十余年、母がようやく施設へ入所し、一息つけると思いきや、今度は自分が乳がんに!? 介護と執筆の合間に、治療法リサーチに病院選び……落ちこんでる暇なんてない! 作家・篠田節子が乳がん発覚から術後までの怒濤の日々…検査、手術、還暦過ぎての乳房再建、同時進行で老健にいる母の介護…を、持ち前の取材魂をもとにユーモア溢れる筆致で綴る闘病&介護エッセイ。乳房再建手術を担当した聖路加国際病院・ブレストセンター形成外科医との対談「乳房再建のほんとのトコロ」も収録。

 本書は、著者の闘病と介護についてのエッセイ。認知症母の介護中に、著者が乳がんになった時の話がリアルに書かれていますが、母の介護と自身の治療を並行させていったかを細かく記した一冊で、誰もが体験してもおかしくない介護と闘病の日々を、ユーモアも交えて描かれるルポエッセイです。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月25日

『殺しの許可証』馳 星周




 官邸の“暗殺計画”を暴け! 公安の異端コンビが、永田町界隈で相次ぐ不審死の真相を追う。暴走する殺し屋、その標的は? 痛快ノワール・コメディ第2弾。『サンデー毎日』掲載に加筆し単行本化。

 “公安のアンタッチャブル”椿は、代々高級官僚を輩出する名家のスーパーエリート。しかし、その狂人的な言動に部下の宮澤は振りまわされていた。政府の不祥事の関係者が相次いで死に、椿はその背後に官邸の関与を嗅ぎとる。半信半疑の宮澤は、新設された内閣情報調査室の極秘組織に潜入を試みる…馳星周の新境地、痛快ノワール・コメディ第2弾!

 本書は、ノワールというよりはコメディ色が強く、馳星周にしては異質の作品で、ドタバタコメディとなっていますが、設定が良かっただけに、むしろコメディとするのではなく本格的ノワール作品にしてほしかったです。

【満足度】 ★★★
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2020年04月24日

『コープス・ハント』下村敦史

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コープス・ハント [ 下村 敦史 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2020/4/25時点)




 連続猟奇殺人犯の衝撃の告白。それは自身の犯行の模倣犯を殺し、遺体を隠したというものだった。事件の真相を追う女刑事と遺体捜しをする少年達が出会う時、驚愕の真相が明らかになり…。『小説野性時代』連載を単行本化。

 「俺は“思い出の場所”に真犯人の遺体を隠してきた。さあ、遺体捜しのはじまりだ」美貌の連続猟奇殺人犯、浅沼聖悟。彼が死刑判決後に放った衝撃の告白に世間は騒然となる。一連の事件に違和感を覚えていた刑事の望美は、単独で捜査に乗り出す。引き籠もりの中学生の宗太は、尊敬する動画配信者のにしやんに誘われ、もう一人のユーチューバー・セイと三人で、ひと夏の“遺体捜し”の冒険に出るが…。事件の真相を追う女刑事と、遺体捜しの少年たち。両者が交錯するとき、「真実」は変容する…!

 本書は、連続殺人犯の裁判と、3人の中高生ユーチューバーの遺体探しの物語が交互に描かれる作品。前半は青春ミステリで、後半はミステリ要素が一層強くなって読み応えがあり、エンタメとしても面白かったです。

【満足度】 ★★★☆
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2020年04月23日

『「馬」が動かした日本史』蒲池明弘

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「馬」が動かした日本史 (文春新書) [ 蒲池 明弘 ]
価格:990円(税込、送料無料) (2020/4/24時点)




 古墳時代中期、朝鮮半島から馬が持ち込まれ、その軍事的、経済的なインパクトによって、日本の軸が西日本から東日本へ傾き始めた。馬と武士をキーワードに、日本列島の歴史と地理を立体的に描き出す。

 日本に朝鮮半島から馬が持ち込まれたのは古墳時代の中期。その軍事的、経済的なインパクトによって、この国のかたちは大きく変わった。水田稲作が普及した後は西日本にあった国の軸が、東日本へ傾き始めたのだ。巨大古墳の造営、武士の誕生、武士政権の成立…この国の歴史は馬が動かした。

 本書は、日本史を「馬」という斬新な視点で再検討したもの。馬産地となった理由についてや、地名の由来など、雑学的な要素も非常に多く、まさに日本の歴史を馬が動かしていたことなど、興味深い内容でした。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月22日

『隠居すごろく』西條奈加

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隠居すごろく [ 西條 奈加 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2020/4/23時点)




 巣鴨の糸問屋の店主・徳兵衛は、隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば隠居は「上がり」のようなもの。だが、孫の千代太が隠居家を訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 『公明新聞』連載を加筆・修正。

 巣鴨で6代続く糸問屋の嶋屋。店主の徳兵衛は、33年の働きに終止符を打ち、還暦を機に隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば、隠居は「上がり」のようなもの。だがそのはずが、孫の千代太が隠居家に訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 千代太が連れてくる数々の「厄介事」に、徳兵衛はてんてこまいの日々を送るが、思いのほか充実している自分を発見する……。果たして「第二の双六」の上がりとは?

 本書は、商売一途な人生を送ってきた糸問屋の主人公・徳兵衛を中心に、人生をすごろくに例えて、第二のスタートとしての隠居生活を描いた作品。時代背景と共に人情味溢れる物語で、孫や子供らの将来を案じ、ご近所を気遣う主人公の生き様が面白く描かれています。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月21日

『マトリ 厚労省麻薬取締官』瀬戸晴海

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マトリ 厚労省麻薬取締官 (新潮新書) [ 瀬戸 晴海 ]
価格:902円(税込、送料無料) (2020/4/22時点)




 激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かう厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」。違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防…。元麻薬取締部部長が、薬物事犯と捜査のすべてを明かす。『新潮45』連載を書籍化。

 「俺たちは、猟犬だ!」激増する薬物犯罪に敢然と立ち向かうのが厚生労働省の麻薬取締官、通称「マトリ」だ。麻薬、覚醒剤など人間を地獄に陥れる違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、親から相談された薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店の壊滅…約40年間も第一線で戦ってきた元麻薬取締部部長が薬物事犯と捜査のすべてを明かす。本邦初の稀少な記録。

 本書は、元麻薬取締部部長の著者が、麻薬・覚醒剤・MDMAなど違法薬物の摘発、密輸組織との熾烈な攻防、「運び屋」にされた女性の裏事情、薬物依存の子供の救済、ネット密売人の正体の猛追、危険ドラッグ店舗の壊滅……など、薬物事犯の実態と知られざる専門組織の実像を書いた一冊。麻薬取締官の仕事内容が明らかに書かれており、活動実態を自らの体験を基に克明に紹介しています。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月20日

『身のまわりのすごいしくみ大百科』涌井良幸/涌井貞美




 キャッシュレス決済、クモの巣、郵便番号、筋肉痛…。ハイテクから動植物、社会全般、人体、電気関連に至るまで、身近なのに知らなかったさまざまな「すごいしくみ」を、図とともにわかりやすく解説する。

 私たちが、ふだん触れたり目にしたりしている身近な「モノゴト」には、実はそれぞれに「すごいしくみ」が備わっている。でも私たちは、それをよく知らぬまま、そもそものしくみ自体を意識することなく日々生活しているのではないだろうか。本書は、ハイテク技術から、動植物、社会全般、人体、電気関連に至るまで、私たちの「身のまわり」に見る「すごいしくみ」について、図解とともにシンプルに解説する一冊!

 本書は、誰もが知る身近なモノゴトの裏にある“感動もの”の仕組みについてを分かりやすくまとめた一冊。大百科とあるように、内容がコンパクトにまとめられていて、雑学としても非常に楽しく読むことができます。

【満足度】 ★★★★
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『ぼくらはお金で何を買っているのか。』松野恵介




 「ここだから買う」には理由がある…。商売をしているときに感じる心の動きや葛藤、ビフォー&アフターの中に隠された紆余曲折など、実話をもとに「仕事の本質」を小説で描きながら、「コトマーケティング戦略」を解説する。

 「カンブリア宮殿」にも出演した珍味メーカー。一年で売上げ一億の外壁塗装会社。新幹線に乗ってお客様がくる野球専門店。過疎化のシャッター街でも大人気の服飾店。35年間、流行り続けた伝説の喫茶店。お客様の「ここだから買う」には、ある理由がある…1500社以上が売上げアップ! 99%実話の物語。

 本書は、帯に『お客様の「ここだから買う」には、ある理由がある…』と書かれていますが、お客様の心の動きを左右する大切な事や、多くの商売の具体例を挙げて紹介されており、ビジネスを例題にした小説の形を取ることで、商売人が変化していくときの、心の変わり様が書かれているので、楽しみながら、商売の本質を辿っていくことが出来るようになっています。大事なのは、売ることよりもお客様が、今何を求めているかを考える事。そのいいものを、どう伝えるか、どうすれば伝わるかを考えることの大切さが書かれていて、マーケティングとしての学びにもなる一冊で、特に自ら商売をされている方にはオススメです。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年04月18日

『「反権力」は正義ですか ラジオニュースの現場から』飯田浩司




 「マスコミの使命は権力と戦うことだ」 そんな建前でポジションを固定して良いのだろうか。人気ラジオ番組パーソナリティとして、また現場に出向く一記者として経験し考えてきたことを率直に綴ったニュース論。

 「マスコミの使命は権力と戦うことだ」そんな建前でポジションを固定して良いのだろうか。必要なのは事実をもとに是々非々で議論し、より良い道を模索することのはず。経済や安全保障を印象と感情で語り、被災地の悪しき風評を広める。その結論ありきの報道は見限られてきてはいないか―人気ラジオ番組パーソナリティとして、また現場に出向く一記者として経験し考えてきたことを率直に綴った熱く刺激的なニュース論。

 本書は、ニッポン放送のアナウンサーでもある著者が、現場取材を通じて感じたことや、「お決まりのフレーズにあふれたニュースを疑え」というマスコミの在り方など、刺激的なニュース論を熱く書き下ろした一冊。マスメディアのあり方について、真っ当な主張がされており、是々非々の姿勢こそマスコミに携わる人達は自らで考えてほしいものだと思います。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月17日

『香港危機の深層 「逃亡犯条例」改正問題と「一国二制度」のゆくえ』倉田徹/倉田明子




 香港で大規模デモが発生・拡散した政治的メカニズムとは? 「一国二制度」は維持可能か? 2047年問題は? 多様な関連分野の研究者たちが、緊迫する「体制」の危機、その背景にあるものに迫る。

 大規模デモが発生・拡散した、政治的メカニズムとは? 「一国二制度」は維持可能か? 2047年問題は? 政治・法律・経済・社会・文化・歴史、そして台湾など、多様な関連分野の研究者たちが、問題の本質に迫る。

 本書は、政治・法律・経済・社会・文化・歴史、そして台湾など、多様な関連分野の研究者たちが、香港の様々な問題の本質に迫った一冊。体制の危機についてや、その背景にあるものを、幅広い論考としてまとめられています。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月16日

『武器が語る日本史』兵頭二十八

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

武器が語る日本史 [ 兵頭二十八 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2020/4/16時点)




 なぜ攻撃の道具も防御の装具も、日本独特の形になったのか? 古来の弓、槍から戦国時代の火縄銃、先の大戦における戦車まで、日本軍の武器の性能、運用方法を検証し、日本史の真実を浮き彫りにする。

 本書は、槍や楯の形状、騎兵の役割から火縄銃の性能、第二次世界大戦における戦車の配備展開など、運用面も含めて実証的に検証することで、日本史の隠された真実を浮き彫りにしたもの。武器の歴史を通じて描いた日本史でもありますが、日本独特の進化をした弓や銃などの武器たちの威力や機能を検証しながら、これまで常識とされていた歴史の意外な事実が明らかになります。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月15日

『花咲小路一丁目の髪結いの亭主』小路幸也




 花咲小路商店街のレトロな理髪店「バーバーひしおか」は、小柄な奥さんが切り盛りし、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ裏の顔があり…。『asta*』連載を加筆し書籍化。

 たくさんのユニークな人々が暮らし、日々大小さまざまな事件が起きる花咲小路商店街。すらりと背の高いせいらちゃんが働く「バーバーひしおか」は、古きよき香りが漂うレトロな<理髪店>。小柄な奥さん・ミミ子さんが切り盛りし、素敵に髪を整えてくれますが、店主の旦那さんはのんきに暮らしてばかり。それもそのはず、旦那さんには思いもよらぬ<裏の顔>があって……。

 本書は、花咲小路シリーズの6作目で、商店街の花咲小路一丁目にある「バーバーひしおか」を舞台に、美術品鑑定の謎が描かれる作品。理容室が舞台となっているので、シリーズ最新作としても楽しみに読み始めましたが、理容よりも美術鑑定が中心となっていたこともあり、やや期待ハズレの内容で、個人的にはイマイチでした。

【満足度】 ★★☆
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2020年04月14日

『日本の神様100選』日本の神社研究会




 アマテラス、スサノオ、安倍晴明…。神話に描かれた神々や仏と習合した神々や民間信仰の神々など、代表的な100柱の神々をオールカラーの図版と共に掲載。多様な日本の神々を通して、日本人の心の原点と祈りの歴史を紐解く。

 日本には様々な神様がいます。イザナギ、アマテラスなど神話に出てくる神、全国の八幡神社に奉られる応神天皇のような、死後神様となった古代天皇の神々、さらに農業、芸能、技術(建築や製鉄)のようなジャンルごとの神様など多岐にわたります。それら神様はいったいどこに行けばお参りできるのでしょうか。本書は、日本のさまざまな神様を現存する「神像」を中心にビジュアルで見せつつ、どこの神社に奉られているかがわかる内容になっています。

 本書は、神話に描かれた神々をはじめ、仏と習合した神々や民間信仰の神々まで、代表的な100柱の神々を掲載し、多様な日本の神々を通して、日本人の心の原点と祈りの歴史を紐解いたもの。初心者向けではあるが、日本の神道の系譜を知るには、新書としてよくまとめられています。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月13日

『日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語』竹下大学




 より美味で、かつ丈夫、収穫量が多く、栽培しやすい品種を…。誰もが夢見る新品種を生むべく、自然と格闘する育種家。じゃがいもや大豆など7つの身近な食用植物を取り上げ、その進化と普及に至るドラマを描き出す。

 より美味で、かつ丈夫、収穫量が多く、栽培しやすい品種を…。誰もが夢見る新品種を生むべく、自然と格闘する仕事が育種家だ。りんごの「ふじ」のように歴史に名を刻む有名種や、競争に敗れて頂点から転落した梨の「長十郎」など、品種改良をめぐる歴史は、育種家たちの情熱の結晶である。本書では、じゃがいもや大豆、大根、わさびなど7つの身近な食用植物を取り上げ、その進化と普及にいたるドラマを描き出す。

 本書は、自身もブリーダーである著者が、ジャガイモ、梨、リンゴ、大豆、カブ、ダイコン、ワサビの7種の野菜・果物の品種改良の歩みを辿ったもの。品種改良の歴史と現状、品種特性についてなど、野菜や果物の奥深さは勿論ですが、自然を相手に奮闘する育種家の姿には感動を覚えます。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年04月11日

『伸びる子どもは○○がすごい』榎本博明




 我慢できない、すぐ感情的になる、優先順位が決められない、自己主張だけは強い。そのルーツは子ども時代の過ごし方にあった。いま注目の「非認知能力」を取り上げ、想像力の豊かな心の折れない子を育てるためのヒントを示す。

 本書は、子どもの教育についてを主に取り上げていますが、IQなどで測れる認知的な能力に対して、粘り強さ・協調性・やり抜く力・自制心・感謝する力などの、測れない内面の力の「非認知能力」を高めることへの必要性についてが書かれています。忍耐力や自己肯定力やメンタルの強さを子どものうちから養うことは必要だと思いますし、「傷つかない子育てより、傷つきにくい子育て」と書かれている点も共感します。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月10日

『大水害「安全対策」完全ガイドブック 2020年 保存版』別冊宝島編集部




 2019年に日本を襲った水害のまとめや、被害額で見た自治体水害ランキング、治水行政の実態など、水害にまつわるさまざまな情報を紹介。自衛隊や防災アドバイザーが指南する「防災・安全対策」マニュアルも収録する。

 本書は台風・大雨による「水害」に絞り、国土地理院が公開する地域の危険度を示した「地理院地図」や各地方自治体が公開する「ハザードマップ」をもとに、地域ごとに危険度ランキングを掲載。また、明治時代の地図と現在の地図を比べた危険地域の分析、河川決壊の危険性など多岐にわたって水害の危険度を分析します。巻頭では、今年の台風・豪雨による被害の状況のビジュアルと分析を掲載。いつ大雨の被害が起きても決して不思議ではない状況であり、多くの人の興味を引く内容になっています。

 本書は、水害について、自衛隊、防災アドバイザーなどが指南したもので、水害の被害に特化したムック本。保険による備えにおける注意点、昨年の台風19号の分析、過去の水害についての詳細、防災・安全対策マニュアル、全国浸水危険度マップ……など、充実した内容になっており、知識や情報としても非常に参考になりました。

【満足度】 ★★★★
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2020年04月09日

『読書会入門 人が本で交わる場所』山本多津也




 新しい知識、新しい自分、新しい出会いが見つかる! 本の感想を複数人で語り合う「読書会」。日本最大規模の読書会主宰者がその効果を説明し、参加の仕方、会の開き方からトラブル対処法までを紹介。読書会の醍醐味を伝える。

 本の感想を複数人で語り合う「読書会」は、一人の読書よりも格段にメリットが多い。誰かの意外な感想が、自分に足りない視座を教えてくれ、理解できなかった箇所は、他の参加者が補ってくれる。課題本は、ビジネス書、小説、哲学書なんでもいい。感想を自分の言葉で表現する行為は、新しい自分の発見へもつながる。参加の仕方、会の開き方からトラブル対処法まで、日本最大規模の読書会主催者がその醍醐味を伝授。

 本書は、著者が主催する読書会「猫町倶楽部」を立ち上げた経緯や運営方針、また運営を通して著者が感じた読書会の意義などがまとめられた一冊。その「読書会」は「課題本を読み、その感想を語り合う」スタイルの読書会で、感想を話し合い、本から得た情報をアウトプットすることで学びを高める会となっています。年齢性別、読書歴、知識量などは一切問わないものの、必須条件が2つあり、「課題本の読了(最後まで読み切ること)」と、感想などをシェアする際に「他者の感想や意見を否定しないこと」が条件となっており、この意義についても書かれていますが、コミュニティとしての読書会の魅力が伝わり、機会があればぜひ自分でもやってみたいと思いますし、同じ読書本でも読み手によって捉え方や感じ方は全く違うのと、読後のアウトプットも面白そうで、読書好きとして非常に参考になりました。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年04月08日

『沈黙のパレード』東野圭吾

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

沈黙のパレード [ 東野 圭吾 ]
価格:1870円(税込、送料無料) (2020/4/8時点)




 秋祭りのパレードで起きた殺人事件の容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが男は証拠不十分で釈放され、堂々と遺族達の前に現れる。超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求め…。

 突然行方不明になった町の人気娘・佐織が、数年後に遺体となって発見された。容疑者はかつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男。だが今回も証拠不十分で釈放されてしまう。さらにその男が、堂々と遺族たちの前に現れたことで、町全体を「憎悪と義憤」の空気が覆う。かつて、佐織が町中を熱狂させた秋祭りの季節がやってきた。パレード当日、復讐劇はいかにして遂げられたか。殺害方法は? アリバイトリックは? 超難問に突き当たった草薙は、アメリカ帰りの湯川に助けを求める。第一作『探偵ガリレオ』の刊行から20年……。シリーズ第9作として、前人未踏の傑作が誕生した。

 本書は、6年ぶりに出された「ガリレオシリーズ」作品。シリーズとしても安定しているだけに、主人公の湯川教授の存在感が際立ちます。警察、司法で裁けない無念さを胸に、成し遂げられた復讐劇が、最後見事にひっくり返され、作品としても楽しめましたし、できればこの作品も映画化されてほしいです。

【満足度】 ★★★★
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