2020年05月07日

『そのとき、どうする? ただちに命を守るとっさの行動マニュアル』甘中繁雄




 車が水没し始めた、部屋で火事が起きた、海でおぼれた…。地震、風水害、天候の急変、火災、山の事故といった危険なシーンごとに、命を守るためにどう行動すべきかを、イラストとともにわかりやすく解説。応急処置も紹介する。

 本書は、地震、風水害、火災、遭難、日ごろの応急処置まで、大切な命を失わないために知っておきたい65の方法を解説したもの。将来、大災害の可能性が高いと感じている人は6割もいるが、きちんとした備えをしていない人が半数以上。しかし、阪神淡路大震災で生き埋めにされた人、閉じ込められた人の7割が自助で脱出し、救助隊に助け出された人は1.7%と非常に少なく、緊急時には、自分の身は自分で守らないといけないことについて、身の安全を確保するためには、「頭部を守る」「呼吸を確保する」「体温を保持する」の3つが重要であることが書かれていますが、有事のシチュエーション別に、命を守る「知識」と「とっさの行動」が解説されています。

【満足度】 ★★★★
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2020年05月06日

『裁判官も人である 良心と組織の狭間で』岩瀬達哉




 出世欲、プライド、正義感、情熱…。生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。100人を超える裁判官への取材で、閉ざされた世界の住人の「素顔」に迫り、裁判所の内幕を解明する。『週刊現代』連載を加筆修正。

 原発再稼働の可否を決め、死刑宣告をし、「一票の格差」について判断を下す……裁判官は、普通の人には想像できないほどの重責を負う。その重圧に苦悩する裁判官もいれば、個人的な出世や組織の防衛を優先する裁判官もいる。絶大な権力を持つ「特別なエリート」は何を考え、裁いているのか? 出世欲、プライド、正義感、情熱…生々しい感情が渦巻く裁判官の世界。これまで堅く閉ざされていたその扉を、粘り強い取材が、初めてこじ開けた。「週刊現代」連載時から大きな反響を呼んだノンフィクション「裁判官よ、あなたに人が裁けるか」に大幅な追加取材と加筆を行い、ついに単行本化。

 本書は、100人以上の現職・元職の裁判官に取材し、裁判官の内面に迫ったノンフィクション。日本の司法制度の闇ともいえる部分についても、徹底した取材で明らかにしており、裁判官の実像が浮き彫りにもなっています。最高裁の人事権と予算査定権を立法府と行政府に握られ、所長の意に沿わない判決を出した裁判官への人事異動など、知られざる実態が明らかにされています。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年05月05日

『知っておきたい「がん講座」 リスクを減らす行動学』中川恵一




 がんはわずかな知識の有無で、大きく運命が変わってしまう病気。がんと告知されてからあわてて行動しないために、リスクを減らす生活習慣、早期発見の重要性と診断法、治療法などの知識を紹介。『日本経済新聞』連載に加筆。

 本書はこの日経新聞の連載記事をベースにして、がんの「基礎知識」「リスクを減らす生活習慣」「早期発見の重要性」「最新の診断法や治療法」「社会の取り組み」などを具体的に紹介します。いま健康な毎日を楽しんでいる人にこそ、知っておいてほしい知識と情報をお伝えします。

 本書は、日本経済新聞の人気連載「がん社会を診る」(毎週水曜夕刊掲載)を通じて、国民全体のがんリテラシーを高めることを目指し、基礎知識から最新の検査方法や治療方法、社会制度まで役に立つ情報を毎回わかりやすく解説した一冊。がんは日本人の2人に1人が患う病気でもあるだけに、サブタイトルにもある「リスクを減らす行動学」とは何か?についてを興味深く読みましたが、「がんになる前にがんを知ること」の重要性がとても分かりやすく書かれており、がんにならない食習慣なども参考になりました。

【満足度】 ★★★★
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2020年05月04日

『自分のことは話すな 仕事と人間関係を劇的によくする技術』吉原珠央




 自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係もよくなる! 「相手は自分の話に興味を持っていない」「プライベートなことを聞かない方が失礼」など、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘し、信頼される人になる話し方を伝える。

 巷の「話し方」の本には一番大切なことが抜けている。それは、会話では「自分のこと」ではなく「相手のこと」を話すということ。自分の話をやめるだけで、仕事も人間関係も俄然よくなると著者は断言。そこまで言い切れる根拠とは? 「相手は自分の話に興味を持っていない」「『自分をわかってほしい』と思うことほど傲慢なことはない」「『質問』にあなたの全てが表れる」「プライベートなことを聞かないほうが失礼である」等々、普通の人が気づけない会話の盲点を指摘。仕事や人間関係が面白いほどに好転し始める話し方を網羅した一冊。

 本書は、仕事と人間関係を良くする会話についての話し方が書かれたもの。本書では、「余計な話をすることが無意味なワケ」「ムダな会話をせずに相手の心を開く」「『話し癖』を直すだけで全てが劇的によくなる」と、3つの章に分けて書かれており、確かに余計な話は無意味な部分もありますが、雑談の中にも様々なヒントがあることも多いだけに、相手に対しての思いやりを最重視すべき点については共感できますが、著者の主観的な考えの部分では?と思うところも多く、コミュニケーションを重視して、相手の話をしたことに反応するという点は納得ですが、雑談の必要性もコミュニケーション上必要不可欠でもあるだけに、一方的な内容が多かった分、内容的にはイマイチでした。

【満足度】 ★★★
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2020年05月02日

『かんぽ崩壊』朝日新聞経済部

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かんぽ崩壊 (新書746) [ 朝日新聞経済部 ]
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 高齢客をゆるキャラ呼ばわり、偽造、恫喝…。身近なはずの場所で何が起きていたのか。過剰なノルマ、自爆営業に押しつぶされる郵便局員の実態に迫り、崩壊寸前の「郵政」の今に切り込む。『朝日新聞』掲載記事を加筆修正。

 起こるべくして起きた「かんぽ問題」。郵便局の深すぎる病巣にメスを入れる! 収束の見えない「かんぽ不適切販売」。顧客は“ゆるキャラ”“半ボケ”呼ばわりされ、局員は地獄のノルマと研修に追い詰められていた。日本郵政はNHKに抗議を繰り返すなどして、問題は政治や報道のあり方にも飛び火している。なぜこのようなことになったのか。半年以上にわたる現場取材の集大成をお届けする。

 本書は、かんぽ生命の不適切販売を取材した朝日新聞の記事を、読みやすく再構成して新書にまとめたもの。過剰なノルマ、置き去りの契約者、政治への忖度、不正拡大……など、現場取材から「かんぽ不適切販売」をまとめています。

【満足度】 ★★★★
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2020年05月01日

『高齢者に「キレない」技術 家庭・介護・看護で実力発揮の「アンガーマネジメント」』川上淳子




 高齢者と上手に付き合うための決め手となる「アンガーマネジメント」。怒りのしくみから、高齢者へのイライラ対処法、実践スキルまで、家庭や看護・介護の現場で活用できるアンガーマネジメントの理論と技術を解説する。

 超高齢化社会の今、あらゆる場面で老人との接触機会は激増。老化により、老人はより頑なに、よりキレやすくなりますが、日々接触しなくてはならない人にとって、対応を間違えると多大なストレスを被ります。老人が他人の言うことを聞き入れて考え方や態度を改善するということを期待しづらい以上、接触を図る側の心持ちを変えることが求められます。そこで本書では、「アンガーマネジメント」の手法を取り入れ、高齢者と仲よく過ごせる策を考えていきます。

 本書は、キレる高齢者に対して「運転免許返納を断固拒否」「夜中に何度もトイレコール」「院内ルールを完全無視」などを、アンガーマネジメントの手法を取り入れ対処する方法をまとめたもの。アンガーマネジメントは、怒りの感情と上手に付き合うための技術で、本書では、介護福祉の現場でよくある事例と、それを解決するためのポイントをアンガーマネジメントの理論に基づいて解説しています。

【満足度】 ★★★★
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