2020年05月28日

『お殿様の人事異動』安藤優一郎




 御家騒動から色恋沙汰まで多岐に渡る理由、多大な苦労、ただならぬ費用負担…。将軍が大名に行使した国替えという人事権、殿様と呼ばれた大名や旗本を対象とする人事異動の泣き笑いを通し、江戸時代の知られざる裏側に迫る。

 本書は、将軍が大名に行使した国替えという人事権、そして幕府要職者にまつわる人事異動の泣き笑いを通して、江戸時代を読み解く歴史読み物。権力の象徴としての人事とそれをめぐる悲喜こもごものドラマは、江戸期の政策や各地の国づくりを浮き彫りにすると共に、嫉妬、忖度、ごますり、足の引っ張り合いなど、お殿様たちの様々なエピソードが興味深く書かれています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 22:00| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする