2020年06月25日

『夜がどれほど暗くても』中山七里

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夜がどれほど暗くても [ 中山七里 ]
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 志賀倫成は大手出版社の週刊誌の副編集長。だが息子・健輔に殺人の疑いがかかり、スキャンダルを追う立場から追われる立場に。被害者の娘、奈々美に襲われるが、彼女と触れ合ううちに…。『ランティエ』連載に加筆・訂正。

 志賀倫成は、大手出版社の雑誌『週刊春潮』の副編集長で、その売上は会社の大黒柱だった。志賀は、スキャンダル記事こそが他の部門も支えているという自負を持ち、充実した編集者生活を送っていた。だが大学生の息子・健輔が、ストーカー殺人を犯した上で自殺したという疑いがかかったことで、幸福だった生活は崩れ去る。スキャンダルを追う立場から追われる立場に転落、社の問題雑誌である『春潮48』へと左遷。取材対象のみならず同僚からも罵倒される日々に精神をすりつぶしていく。一人生き残った被害者の娘・奈々美から襲われ、妻も家出してしまった。奈々美と触れ合ううちに、新たな光が見え始めるのだが……。

 本書は、ミステリではあるものの、被害者遺族の再生の物語といえる作品で、展開がややご都合主義的で、終盤の展開に現実味が感じられず、やや強引なまとめ方になったいたのも残念です。

【満足度】 ★★☆
posted by babiru_22 at 19:40| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする