戦後初めて日本が参加する夏季オリンピック、ヘルシンキ五輪に派遣された人気アナウンサー和田信賢は、長年の無理がたたって心身共にボロボロの状態だった。現地から「日本」を鼓舞する中継を懸命に続けるも…。
ヘルシンキ五輪(1952年)に派遣された無頼派の人気アナウンサー和田信賢は、長年の無理がたたって心身ともにボロボロの状態だった。現地から「日本」を鼓舞する中継を懸命に続けるも、次第に目も見えなくなり…。
本書は、ヘルシンキ五輪に派遣され、パリで亡くなられた当時の人気アナウンサー・和田信賢氏についての史実をもとに描いた作品。主人公の体調不良の描写が最初から最後まで続いており、それが読んでいても苦しく感じられ、想像していた内容とも違っていて、個人的にはイマイチでした。
【満足度】 ★★☆