2020年09月08日

『いまこそ「小松左京」を読み直す』宮崎哲弥




 大規模自然災害、ウイルス・パンデミック、科学技術の進歩と限界…。驚くべき精度で「現在」を予見したSF作家・小松左京。「日本沈没」をはじめとする代表作を読み解きながら、戦後最大の知識人の洞察の淵源を探る。

 戦後日本を代表するSF作家として知られる小松左京。その作品は、大規模自然災害、ウイルス・パンデミック、科学技術の進歩と限界等、現在の私たちが直面し、未だ解決できない問題を先取りするかのようなリアリティを持っていることから、いまふたたび注目を集めている。彼は危機の予言者なのか? それとも……。作家としての出発点『地には平和を』、日本SFのオールタイムベスト『果しなき流れの果に』、460万部超の大ベストセラー『日本沈没』、カルト的な人気を誇る『ゴルディアスの結び目』、未完の遺作『虚無回廊』等、小松の仕事を画期する代表作群を読み解き、時代を超える洞察の淵源をさぐる。小松左京を「SF作家」にとどまらない、戦後最大の知識人として捉えなおす試み!

 本書は、評論家でもある著者が『地には平和を』『果しなき流れの果に』『日本沈没』『ゴルディアスの結び目』『虚無回廊』等の小松左京の代表作を読み解き、戦後最大の知識人でもある小松左京の思索に迫った一冊。中学・高校時には小松左京の作品を好んでよく読みましたが、改めて小松左京作品を考えると奥深さがより一層感じます。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 17:52| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする