2020年09月09日

『お酒の経済学 日本酒のグローバル化からサワーの躍進まで』都留 康




 国内消費が減少する日本の酒類。一方、高級日本酒やウイスキーが製品差別化により国内需要を回復させており、海外からも高く評価され輸出も急増している。その課題と可能性を、経済学と経営学の最新の研究成果から解き明かす。

 日本のお酒をめぐる環境が激変している。日本酒からビール、焼酎と主役が入れ替わりつつ一貫して消費が伸びてきたが、1990年代半ばをピークに減少に転じた。その後はデフレ下で新ジャンルやサワーが躍進する一方、クラフトビールや純米大吟醸なども人気を集める。また、日本酒やウイスキーは海外から高く評価され、輸出が急増している。日本の酒類が抱える課題とは、可能性とは。経済学と経営学の最新の研究成果を踏まえて読み解く。

 本書は、日本の酒類の生産から消費までを、経済学と経営学の視点から平易に解説したもの。「日本のお酒の現在」「日本酒」「ビール」「ウイスキー」「焼酎」「グローバル化」「日本のお酒はこれからどうなるか」が各章で書かれており、出荷量のグラフや、ビールとウイスキーではベンチャー企業が参入していることなど、読み応えのある内容でした。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 17:32| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする