2020年09月11日

『三年長屋』梶よう子

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三年長屋(1) [ 梶 よう子 ]
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 河童が祀られた通称「三年長屋」に住むものは、なぜか3年ほどで出世したり、良縁に恵まれたり…。長屋の差配と店子たちが織りなす奇蹟の物語。学芸通信社の配信により各紙にて掲載したものを加筆し単行本化。

 下谷の山伏町にある風変わりな名前の「三年長屋」。その河童が祀られた長屋に三年ほど暮らした者は、居職の者なら工房と弟子を抱え、棒手振り稼業なら表店を出し、女子は良縁に恵まれるという―。お節介と差し出口が過ぎる差配と、一癖も二癖もある店子たちの願いは、果たして叶うのか…。

 本書は、3年住めば願いがかなうといわれる、かっぱを祭った長屋を舞台に、今でいう管理人に当たる、おせっかいな差配と店子が織りなす物語。人情長屋の物語ですが、稲荷ではなく河童を祀っている「三年長屋」の喜怒哀楽を交えた物語は味があって良かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 19:18| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする