2020年10月30日

『恥ずかしい人たち』中川淳一郎

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 態度がエラそう過ぎるオッサン、言い訳する能力も欠けた政治家…。恥ずかしさに気づけない者どもをどう考えればいいか。時に実名を挙げ、時に自らを省みながら綴った「壮絶にダメな大人」図鑑。『週刊新潮』連載を抜粋・加筆。

 今日もまた「恥ずかしい人」が増殖中。態度がエラそう過ぎるオッサン、成功者なのに不満ばかりのコメンテーター、言い訳する能力も欠けた政治家、勝手な“義憤”に駆られた「リベラル」と「保守」。その醜態はネットで拡散され、一般市民は日々呆れ、タメ息をつく。それでも反省しない、恥ずかしさに気づけない者どもをどう考えればいいか。時に実名を挙げ、時に自らを省みながら綴った「壮絶にダメな大人」図鑑。

 本書は、タイトルにもあるように「恥ずかしい人たち」についてを書いたエッセイ集。他人を見下す偉そうな人、不満ばかり言うテレビコメンテーター、言い訳ばかりの政治家、自己の主義主張を絶対視する人達について、著者独自の視点でまとめています。独特の視点での切り込みは面白かったですし、報道のあり方については改めて考えされられました。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月29日

『パラリンピックと日本 知られざる60年史』田中圭太郎

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パラリンピックと日本 知られざる60年史 [ 田中 圭太郎 ]
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 パラリンピックの発展に、日本という国が深く関わっていることを、ほとんどの日本人は知らない。パラリンピック60年の歴史を紐解きながら、障害者スポーツの発展に寄与した知られざる日本人たちの姿を描く。

 パラリンピックがいつどこで始まったか、知る人は少ない。そして、パラリンピックの発展に、日本という国が深く関わっていることも、ほとんどの日本人は知らない。「パラリンピック」の名を冠した初めての国際スポーツ大会は、1964年の東京パラリンピックである。イギリスの医師ルードウィッヒ・グットマンがロンドン郊外のストーク・マンデビル村の病院で始めた障害者スポーツ大会を始まりとして、この病院で研修した医師中村裕を中心とした人々の尽力により東京大会が実現したのが、現在に至るパラリンピックの源流である。その源流は、日本の障害者福祉や医療に一大変革をもたらし、アジア・南太平洋地域の国々にも障害者スポーツを普及させる役割を担った。そしてリハビリスポーツからアスリートスポーツへと競技が進化していく過程でも、多くの人々の活躍と苦闘があった。また、パラリンピックと障害者スポーツの支援には、皇室メンバーも深く関わっていたのだ。いよいよ東京で二度目のパラリンピックが開催されようとしている。今やパラリンピックはオリンピックに劣らぬ規模に発展した。パラリンピック60年の歴史を紐解きながら、それに関わった多くの人々の知られざるドラマを描く、障害者スポーツ史の決定版である。

 パラリンピックがいつどこで始まったのか、知る人は少ないでしょうし、そのパラリンピックの発展に、日本という国が深く関わっていることも、ほとんどの日本人は知らないと思いますが、本書はパラリンピック60年の歴史をひも解きながら、これに関わった多くの人々のドラマを描いたノンフィクション。特筆すべきは「第3章 皇室と障害者スポーツ」で、上皇と上皇后が皇太子・皇太子妃時代からどれほど障害者スポーツに関わられ、具体的な言動を起こされてきたかを知って感動を覚えましたし、最終章に出てくる、秋篠宮家の手話の話も感銘を受けました。長野オリンピックでの金メダル獲得から終了後のサポートの打ち切り、障がい者の雇用率の低さ、日常的なスポーツの環境の欠如などの問題点も指摘しており、パラリンピックの60年史と共に課題と問題点もしっかりと取り上げた良書です。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年10月28日

『ネット興亡記 敗れざる者たち』杉本貴司

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ネット興亡記 敗れざる者たち [ 杉本 貴司 ]
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 異端児・堀江貴文とライブドア事件の真相。窮地の藤田晋を救った人物。敗者が生んだLINE…。インターネットという新産業創世記に隠されたドラマに迫る。『日本経済新聞電子版』『日経産業新聞』連載をもとに書籍化。

 本書は、ネット革命の荒波にもまれた起業家たちの苦悩と挑戦の軌跡を追ったビジネスノンフィクション。ヒルズ族の熱狂と衰退、ライブドア事件とロケットでの再出発、村上ファンドが仕掛けたワナ、サイバー藤田氏が描いた夢、iモードトリオの希望と挫折、楽天の原点とジャック・マーの忠告、ミクシィが見た天国と地獄、LINEの軍師の戦略、メルカリの野望と苦悩、ヤフー×LINE統合へ……など、IT起業家の野望や苦悩に迫る人間ドラマとして面白かったです。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月27日

『日本史 しくじり大図鑑』小和田泰経ほか

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日本史 しくじり大図鑑 [ 小和田泰経 ]
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 ドロドロの人間関係をサバイブした天武天皇、京都を破壊しつくした山名宗全、繊細過ぎてボロボロの夏目漱石…。歴史上の偉人たちの「しくじり」と、その後のリカバーを、マンガやイラストでわかりやすく紹介する。

 「古代」「中世(前半)」「中世(後半)」「近世」「近代」の5章に分けて、時代ごとに歴史上の有名人の失敗を紹介。それぞれの時代がどんな空気を持っていたか、各章の冒頭でマンガで解説します。楽しみながら歴史を理解!

 本書は、歴史上の誰もが知る偉人たちの「しくじり」を紹介した一冊。歴史の授業で習うのは、ほとんどが勝者の成功事例のみでもありますが、失敗してもあきらめずに「生き抜く力」こそ大切で、歴史も本当は無数の失敗「しくじり」の上に、成功があります。坂本龍馬、織田信長、徳川家康といった偉人たちも「しくじり」を乗り越えて、大業を成しており、徳川慶喜や今川氏真など一見、失敗した後立ち直れなかったように見える人でも、実生活では結構楽しく余生を過ごしていたり……と、失敗からはじまる「本当の生き方」を教えてくれます。本書は偉人たちの失敗談を楽しくレクチャーしており、その後どうやってリカバーしたかまで、イラストつきで紹介しています。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月26日

『灘校物語』和田秀樹

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灘校物語 [ 和田秀樹 ]
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 天下の灘高に入るも、深夜放送にドはまりして成績はどん底。過激なイジメを受けつつ、大人顔負けの熾烈な生徒会選挙はボロ負けのヒデキに希望はあるのか。元“神童”の著者が原点を描く、青春群像、自伝的小説。

 本書は、精神科医から映画監督までマルチに活躍する著者の自伝的小説で、ラジオにはまって勉強という唯一の取り柄を失った主人公のヒデキが、クラスメイトとともに受験テクニックを身につけて這い上がっていく模様が70年代後半の灘校での濃厚なスクールライフとして描かれます。受験テクニックを始め、いじめ問題、思春期ならではのちょっと笑える性へのめざめなど、笑いも交えて楽しい内容でした。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月24日

『奈落で踊れ』月村了衛

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奈落で踊れ [ 月村了衛 ]
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 ノーパンすき焼きスキャンダルが発覚し、大蔵省に危機が訪れる。大物主計局長、暴力団幹部、総会屋総帥、政治家らの思惑が入り乱れるなか、霞が関のダークヒーロー・香良洲圭一が現れ…。『週刊朝日』連載を加筆し単行本化。

 1998年冬、接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」が発覚した大蔵省は大揺れに揺れていた。接待を受けていた89年入省組は処分を逃れるために、同期で“大蔵省始まって以来の変人”の異名を取る文書課課長補佐の香良洲圭一に協力を要請する。香良洲は元妻で与党・社倫党政治家秘書の花輪理代子から、政財官界の顧客リストの存在を告げられる。リストを探すために、香良洲はフリーライターの神庭絵里に調査を依頼、絵里は暴力団・征心会若頭の薄田に接近するが……。

 本書は、接待汚職「ノーパンすき焼きスキャンダル」の対応に追われるドタバタを描いた物語。大蔵省接待汚職事件がモチーフではありますが、舞台となっているのが「ノーパンすき焼きスキャンダル」でもあるだけに、コミカルな内容も交えて、肚の探り合いとスリリングな展開は面白かったです。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月23日

『剱岳 線の記 平安時代の初登頂ミステリーに挑む』高橋大輔




 岩場が険しく、前人未到と思われていた剱岳。しかし明治40年、測量隊は山頂で、平安時代の錫杖頭と鉄剣を発見する。いつ、誰が置いたのか。登山道具のない時代にどうやって登ったのか。探検家・高橋大輔がその謎に挑む。

 剱岳に初登頂したのは誰か? 剱岳の山頂で見たかった古代仏具の謎。いつ、誰が、どのルートから登り、何のために置いたのか。ついにその謎が解き明かされる!

 本書は、剱岳に初登頂したのは誰かを著者なりに解明していく内容。あくまでの推察の域を出ていませんが、未踏のはずの山頂に残された錫杖と剣の謎を丹念な現地踏査で明らかにしていく過程が実に魅力的で、中々興味深かったです。

【満足度】 ★★★★
ラベル:高橋大輔 剱岳
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2020年10月22日

『誰も知らない自衛隊のおしごと』岡田真理




 荷物の仕分け、砲弾磨き、冷凍庫の在庫調査、馬の装蹄、楽譜の管理、警備犬訓練のお手伝い…。自衛隊の地味で目立たないが大切な部隊を取材、自らも体験した渾身のルポルタージュ。『マモル』連載を書籍化。

 自衛隊員と聞くと、戦闘機や戦車、護衛艦で働く人々、と思っていませんか? しかし、多くの隊員は、中には現役の自衛隊員でさえ知らないような地味な任務の数々を、日々、こなしているのです。この地味な任務があってこそ、日本は守られているのです。そんな地味すぎる「おしごと」に光を当てるべく、岡田が体験リポートを挙行しました!

 本書は、自衛隊の地味な部隊と、そこで人知れず働く人達を軽快な筆致で紹介し、自らの実体験も書いたルポ。自衛隊でも職種・部隊が違えばわからない部分は色々とありますが、自衛隊の仕事を丁寧にわかりやすく説明しており、自衛隊に興味のない人こそ読んでいただきたい一冊です。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月21日

『だって買っちゃった マンガ家の尽きない物欲』吉田戦車




 卵穴あけ器、万力、関節可動フィギュア、小青龍湯、メスティン、湯たんぽ…。マンガ家・吉田戦車がさまざまな買い物について綴る。イラストも掲載。『FLASH』連載に描き下ろし等を加えて単行本化。

 妻も同業者であること、子供とネコがいること、岩手に親がいること、そして酒好きマンガ家であること…。買いものは吉田戦車の人生だ!! オールカラーイラストつきエッセイ。

 本書は、前作『ごめん買っちゃった』に続く、著者の買い物失敗エッセイの第2弾。前作の方が派手な買い物をしていましたが、その時は使うと思って買ったものの、結局使わないで仕舞ったままというのは、買い物あるあるとも思いますが、買い物日記の失敗ネタばかりだけに面白かったです。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月20日

『テレビ界「バカのクラスター」を一掃せよ コロナ禍はテレビ禍』藤原かずえ

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テレビ界 バカのクラスターを一掃せよ [ 藤原かずえ ]
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 各種テレビ報道の定点観察に基づき、日本の「コロナ禍」を拡大したコロナ報道の問題点を分析。その問題の根本にあるテレビ報道が作り出す「テレビ禍」について論じる。

 本書は、タイトルそのままに、テレビ界の「バカのクラスター」について痛烈批判をし、その問題点をまとめたもの。テレ朝「モーニングショウ」と「報ステ」、TBS「サンデーモーニング」と「News23」の反日偏向報道と、青木理、後藤謙次等が槍玉に上がっていますが、毎日テレビを見れば、素人コメンテーターや悪意あるコメンテーターらが大騒ぎしていますが、それらをズバッと著者が斬り捨てる切り口が実に面白く、過去の問題とされるワイドショウ番組を克明に文字起こしして偏向報道に対しての批判を加えています。実に痛快な一冊です。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年10月19日

『地下鉄の駅はものすごい』渡部史絵




 駅は複雑な地下世界への入口だ! 地下鉄建設の驚きの技術を大解剖するとともに、地下鉄の駅のデザイン、構造や設計にスポットライトを当てて紹介。東京メトロ・都営地下鉄を中心に、全国の地下鉄の駅の仕組みと進化に迫る。

 年々ますます深くなり、複雑化する都市の地下鉄。川を凍らせ地上から巨大トンネルを埋める工法やシールドトンネルによる大深度地下鉄の建設など不可能を可能にする、驚きの技術を大解剖。乗客誘導のためのエレベーターの配置やデザイン、サインの改良、費用削減への駅の努力も紹介する。東京メトロ・都営地下鉄を中心に全国の地下鉄の駅の仕組みと進化に迫る!

 本書は、どんどん深くなっていき、複雑化する地下鉄について、不可能を可能にした建設技術や、乗客誘導の工夫、莫大な費用削減の秘策や楽しいデザインを紹介したもの。遺跡の出土や私有地の買収などの今日までの苦難や、乗客誘導のためのサインやエスカレーターなどの設備の工夫にも触れられており、雑学的な内容で面白かったです。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月17日

『地上最強の男 世界ヘビー級チャンピオン列伝』百田尚樹




 ボクシング黎明期からモハメド・アリに至る、26人のヘビー級王者たち。彼らはその圧倒的な強さとカリスマ性で、世界の趨勢をも動かす存在だった。唯一無二の男たちの栄光と悲哀を余すことなく綴る。『文蔵』連載に加筆修正。

 1800年代後半からモハメド・アリが王座を失うまでの約一世紀。彼らこそは、近代史をも動かした人類最強の男だった。ボクシング黎明期からモハメド・アリに至る、26人のヘビー級王者たち。彼らはその圧倒的な強さとカリスマ性で、激動のアメリカ近代史、ひいては世界の趨勢をも動かす存在だった。『ボックス!』でボクサーの世界を描いた著者が、唯一無二の男たちの栄光と悲哀を余すことなく綴る。読者を熱狂と興奮のリングに引き摺り込む、感動の巨編。

 本書は、ボクシング黎明期からモハメド・アリに至るまで、26人のヘビー級ボクサーたちについて描いたノンフィクション。ヘビー級王者たちの強さとカリスマ性に迫り、彼らが世界に及ぼした影響や、悲哀に満ちた転落までをも描いています。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月16日

『腸内細菌の逆襲 お腹のガスが健康寿命を決める』江田 証




 腸内細菌が異常に増えると発症する小腸内細菌増殖症「SIBO」。慢性疲労、だるさ、集中力の低下、がん、動脈硬化、心不全など、あらゆる症状や病気につながる「SIBO」を予防する食事・生活習慣と最新療法を解説する。

 腸内細菌はこれまで私たちの健康の味方と考えられてきた。しかし最新の研究で、現代人の食生活の乱れ、ストレス、抗生物質の乱用などによって腸内細菌が異常に増え、お腹の張り、ガス、下痢や便秘を招く小腸内細菌増殖症=SIBO【シーボ】の原因となることがわかってきた。現在、1700万人もの日本人がSIBOによるお腹の不調に悩まされている。慢性的な疲れ、だるさ、集中力の低下、がん、動脈硬化、心不全、肝不全といったあらゆる症状や病気につながるSIBOを防ぐための食事と生活習慣を、腸のスペシャリストがくわしく解説。

 本書は「第1章 腸内細菌に操られるヒト」「第2章 腸のガスから万病が始まる」「第3章 医者もわかってくれないお腹のトラブル」「第4章 小腸を襲うSIBOという難病」「第5章 長年苦しんだ人を救う最新治療」「第6章 最良最強の食事療法『低FODMAP食』」の6章構成となっており、腸内細菌の活動のマイナス面を最新研究に基づいて解説したもの。最新の研究で、現代人の食生活の乱れ、ストレス、抗生物質の乱用などによって腸内細菌が異常に増え、腹部の張り、ガス、下痢や便秘を招く小腸内細菌増殖症(SIBO)が発症することがわかってきたことについて解説されていますが、お腹の調子があまりよくない人はぜひ読むことをオススメします。

【満足度】 ★★★★☆
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2020年10月15日

『図書館の子』佐々木譲

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図書館の子 [ 佐々木譲 ]
価格:1760円(税込、送料無料) (2020/10/15時点)




 とある北の国。猛吹雪の夜、図書館に1人の少年が取り残された。そこに突然現れた謎の男は少年を救い、大切なことを伝え始めた…。時とたたかい、時に翻弄される者たちを描く全6編。『小説宝石』ほか掲載を書籍化。

 1937年の東京。隅田川で拾われた男が病院に運ばれてくる。身元不明の男は記憶を失っていたが、なぜかこれからやってくる戦禍の時代を知っているかのようだった。「遭難者」。とある北の国。猛吹雪の夜、図書館に一人の少年が取り残された。暖房もない極寒の館内。そこに突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めた…。「図書館の子」。時とたたかい、時に翻弄される者たちを描く全6編。

 本書は、タイムトラベラーたちを巡る6つの短編集。これまでの著者の作風にはないSF物語で、それぞれにまとまりある作品に仕上がっていますが、これまでの作品と比べると物足りなさは感じました。

【満足度】 ★★★
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2020年10月14日

『Zoomはじめました』秋田稲美

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ZOOMはじめました [ 秋田 稲美 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2020/10/14時点)




 好きな時に好きな場所でつながる・教える・稼げちゃう! サロン、習いごと、物販といった22のZOOMの活用法や、ZOOMで仕事をしている7人の事例を紹介。ZOOMワークショップの実施フローと使えるツールも収録。

 今さら恥ずかしくて聞けない? Zoomはじめての教科書。初心者orビギナーから、上級者までZoomで自由な働き方が手に入る、売上げ倍増! 集客のコツ、収益化のコツ、仕事の一日の流れなども網羅。

 本書は、オンラインミーティング・Zoomについて、初期設定から参加方法、Zoomを活用した稼ぎ方・趣味の楽しみ方まで、わかりやすく解説したもの。Zoomについてのガイドブックというよりも、Zoom活用について、事例を交えて紹介したもので、ツールとしての活用法については参考になりました。

【満足度】 ★★★☆
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『性からよむ江戸時代 生活の現場から』沢山美果子




 小林一茶はなぜ妻との交合をつぶさに書き留めたのか。生まれた子は自分の子ではないと言い張る夫と妻の裁判の行方は。難産に立ち合った医者の診療記録にみる妊婦の声や、町人が記す遊女の姿……。史料の丹念な読み込みから、江戸時代に生きた女と男の性の日常と、それを規定する「家」意識、藩や幕府の政策に迫る。

 本書は、タイトルそのままに、江戸時代の男女の性の日常を中心に書かれたもの。5つの章に分かれており、「交わる、孕む 小林一茶『七番日記』」「不義の子をめぐって」「産む、堕ろす、間引く 千葉理安の診療記録」「買う男、身を売る女 太助の日記」「江戸時代の性」となっていますが、この中には江戸時代の精力剤と性指南書についてや、江戸時代に始まる「家制」についてなども書かれています。中でも冒頭に書かれる、小林一茶の『七番日記』という妻との記録から、当時流行っていた指南書の影響も見られます。

【満足度】 ★★★☆
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2020年10月13日

『関ヶ原大乱、本当の勝者』白峰旬/日本史史料研究会




 家康の小山評定、小早川秀秋の問鉄砲など、関ケ原合戦にはよく知られたエピソードが多い。それらを一次史料を駆使して検証し、従来の“関ケ原”史観を根底から覆す。東西両軍の主要武将を網羅した初の列伝。

 「関ヶ原」には、よく知られたエピソードが多い。だが、それらを一次史料で丹念に検証していくと、歴史的事実とは言えないことが次々とわかってきた。どこまでが「事実」で、どこまでが「フィクション」か? 新進気鋭の執筆陣による、「関ヶ原」の最新研究成果!

 本書は、関ヶ原を主戦場に、慶長5年9月前後に全国で戦われた「大乱」の実態について、そこに関わった14人の武将をそれぞれ主役とする計12章を通じて検証したもの。徳川家康や石田三成の視点からだけではわからない「関ヶ原」について、様々な角度から考察しています。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月10日

『図解 渋沢栄一と論語と算盤』齋藤 孝

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図解 渋沢栄一と「論語と算盤」 [ 齋藤孝 ]
価格:1650円(税込、送料無料) (2020/10/10時点)




 「仕事を趣味として取り組む」「意志は鍛えることができる」といった「論語と算盤」の教えや、渋沢栄一の人生を、図とともにわかりやすく解説。歴史上の人物との交流や、戦国武将にたいする栄一の考察なども紹介する。

 本書は、渋沢栄一の名著『論語と算盤』を分かりやすく、図も用いて解説したもの。幕末から昭和まで生きた渋沢栄一の91年間の生涯をたどり、幼少期から実業人として旅立つまでを綴った自伝『雨夜譚』を中心に、さまざまな文献からエピソードを引用しながら解説し、道徳(論語)と商売(算盤)という一見相容れないものを、渋沢栄一はどのように解釈、実践して両立させたのかを、『論語と算盤』から、ハイライトとなる箇所をピックアップし紹介しています。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月09日

『世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後』澤宮 優




 大試合や大事な場面で落球した野球選手たちは、そこからどのように立ち上がったのだろうか。G.G.佐藤、加藤直樹、池田純一…。たった1つのプレーで人生を狂わされた男たちの「その後」を追う。

 北京五輪の野球日本代表となったG.G.佐藤。今も語り継がれる高校野球星稜・箕島戦の星稜一塁手加藤直樹。最終戦で敗れ、巨人のV9を阻止できなかった阪神の池田純一中堅手。彼らは、大事な試合で大きなミスを犯したとして、ファンやマスコミから非難を浴び、人生が暗転した。理不尽なバッシングとどう戦い、そして立ち直ったのか。「落球」の烙印を背負った男たちの「その後」を辿るスポーツノンフィクション。

 本書は、ファンやマスコミから、強烈なバッシングを受けた3人の選手は、失意のどん底からいかに立ち直ったかについて、彼らの「その後」を追ったノンフィクション。マスコミが「戦犯」扱いをしたことによって、選手生命やその後の生活にも支障をきたした現実を、当事者に丁寧に取材して纏め上げた一冊で、心無い中傷と大きな傷を負いながらも立ち直った彼らの姿が綿密な取材によって描かれています。

【満足度】 ★★★★
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2020年10月08日

『死刑賛成弁護士』犯罪被害者支援弁護士フォーラム




 「弁護士はみな死刑反対」と考えるのは大間違い! 被害者遺族の悲嘆と刑事裁判の理不尽さを知悉する弁護士らが、死刑反対派の欺瞞、死刑廃止国が行っている現場射殺の実態など、知られざる真実を“告発”する。

 本書は、被害者遺族の悲嘆と刑事裁判の理不尽さを知悉する弁護士が死刑の必要性を訴えたもの。被害者支援をされている弁護士の方々が出された新書であり、死刑に賛成する理由をコンパクトに書かれている他、後半は具体的な事件の紹介と、そのご遺族からの手紙が紹介されており、改めて被害者遺族にこそ弁護士はしっかりと寄り添うべきであることを強く感じました。死刑制度については様々な意見もありますし、弁護士間でも意見の相違は個々であるとも思いますが、死刑制度についての本質は今後も議論が行われるべきとも思います。

【満足度】 ★★★★
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