2020年10月03日

『黒き侍、ヤスケ 信長に忠義を尽くした元南蛮奴隷の数奇な半生』浅倉 徹




 1581年にイエズス会宣教師ヴァリニャーノの奴隷として日本を訪れる。そこで織田信長の中間として仕え、弥助を名乗る。やがてその能力を評価されて侍として取り立てられ…。“ブラック・サムライ”の謎多き半生を描く。

 イエズス会宣教師の奴隷として日本を訪れ、織田信長に見出されて戦功を上げ、侍「弥助」になる。極めて資料の少ない「ブラック・サムライ」のありえた半生を、専門家がわかりやすい物語形式で紹介。

 本書は、奴隷としてアフリカより日本に連れてこられ、織田信長に仕えたという弥助を主人公とした歴史小説。実在の人物ではあるものの、資料も少ない中、歴史研究者らしい著者の切り口で小説としています。本能寺の変の解釈は面白い視点だと思いますし、物語として面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 18:14| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする