2020年10月05日

『せきれいの詩』村木 嵐

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せきれいの詩 [ 村木 嵐 ]
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 開国に揺れる幕末の江戸。成瀬家の姫・澪は、徳川慶勝に忠実に仕える幼馴染みの陸ノ介のもとに押しかけ、妻になった。現代の時代の礎となる激動の時代、翻弄されながらも愛と信義を貫く夫婦の姿を繊細に活写した時代小説。

 本書は、徳川の世から明治へと移り変わる激動の時代にもまれながら、愛と信義を貫く夫婦の姿を描いた物語。会話が殆どでもあるため、徳川慶勝の心情についてが殆ど描かれておらず、登場人物の人物像が分かり難く、徳川慶勝夫婦の物語というよりも、幕末・維新に生き残る高須松平家の物語という感じで、正直消化不良の作品でもありました。

【満足度】 ★★☆
posted by babiru_22 at 17:03| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『県警VS暴力団 刑事が見たヤクザの真実』藪 正孝




 暴力団は「必要悪」ではない! 脅迫・銃撃・放火・殺人・手榴弾…全国唯一の特定危険指定暴力団・工藤會。現場を指揮した元刑事が、最凶組織壊滅作戦の全貌を明かす。

 修羅の国・北九州市……ここを根拠とする暴力団・工藤會は、その凶悪さで全国に名をとどろかせていた。興した事件は殺人、銃撃、糞尿まき、一般人襲撃、手榴弾投げ込み事件に至る。工藤會壊滅を目指した福岡県警は、試行錯誤を繰り返しながら捜査の手を強めていく。ただ発生した事件を取締るだけの繰り返しでは、壊滅できない。暴力団を社会から排除するべく、市民と共闘し地域で戦う。資金源であるみかじめ料を断つため、建設業者など関係の深い企業に働きかけていく。そして工藤會トップへの頂上作戦。本書は二部構成をとっており、第一部は現場を指揮した捜査官が暴力団犯罪との闘いを振り替えるドキュメント。第二部では、これからの時代にいかにして暴力団と戦うべきかを指南する市民のための対策マニュアルだ。

 本書は、脅迫・銃撃・放火・殺人・手榴弾…全国唯一の特定危険指定暴力団・工藤會の壊滅に警察官人生をかけた元刑事の著者による、30年余にわたる戦いの軌跡を書いたもの。凶暴として知られた北九州の工藤會対策に従事した刑事がリアルに明かす、暴力団との戦いは興味深く、読み応えがありました。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:53| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする