2020年10月09日

『世紀の落球 「戦犯」と呼ばれた男たちのその後』澤宮 優




 大試合や大事な場面で落球した野球選手たちは、そこからどのように立ち上がったのだろうか。G.G.佐藤、加藤直樹、池田純一…。たった1つのプレーで人生を狂わされた男たちの「その後」を追う。

 北京五輪の野球日本代表となったG.G.佐藤。今も語り継がれる高校野球星稜・箕島戦の星稜一塁手加藤直樹。最終戦で敗れ、巨人のV9を阻止できなかった阪神の池田純一中堅手。彼らは、大事な試合で大きなミスを犯したとして、ファンやマスコミから非難を浴び、人生が暗転した。理不尽なバッシングとどう戦い、そして立ち直ったのか。「落球」の烙印を背負った男たちの「その後」を辿るスポーツノンフィクション。

 本書は、ファンやマスコミから、強烈なバッシングを受けた3人の選手は、失意のどん底からいかに立ち直ったかについて、彼らの「その後」を追ったノンフィクション。マスコミが「戦犯」扱いをしたことによって、選手生命やその後の生活にも支障をきたした現実を、当事者に丁寧に取材して纏め上げた一冊で、心無い中傷と大きな傷を負いながらも立ち直った彼らの姿が綿密な取材によって描かれています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 20:10| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする