2020年11月11日

『お見合い35回にうんざりしてアメリカに家出して僧侶になって帰ってきました』英月




 親のお見合い攻撃から逃れるべく、すべてを捨ててアメリカへ。もう日本には帰らないつもりだったのに、あることがきっかけで仏教の魅力に惹き込まれ、いつのまにやら住職になっていて…。「自分らしさ」を綴ったエッセイ集。

 「あなたの唯一の取り柄は若さです。若さがあるうちに結婚しなさい」という親の一言から始まったお見合い地獄。「自分の居場所は、ここではない」と、30代を目前に全てを捨ててサンフランシスコへ家出。10年近く住み、もう日本には帰らないつもりだったのに、友人の猫のお葬式がきっかけで仏教の魅力に惹きこまれ……いつのまにやら京都で住職になっていました! どんな人生でも、きっと居場所が見つかります。笑えて泣ける奮闘人生エッセイ。

 本書は、京都にある真宗佛光寺派大行寺の住職でもある著者の48年の波乱万丈の半生を赤裸々に綴ったエッセイ。京都の寺に生まれた著者は、若いうちに結婚を望む親に勧められてお見合いを繰り返し、申し分のない相手ばかりだったが、来客を笑顔で迎え、男児を産むことだけが相手側から求められているとむなしさを感じ、30歳を前に米国に逃げ出す。仕事をしながら生活を送るも、在留資格のために僧籍を取得し、仏教の魅力に惹きこまれて、波瀾万丈な自身の半生を振り返り、仏教によって変わった人生の見え方について紹介しています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:59| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする