2020年12月19日

『アフターバブル 近代資本主義は延命できるか』小幡 績




 巨大バブルの崩壊が始まった。経済、金融、マーケット、企業経営はどうなるのか? 「ゼロリスク志向が財政危機を加速させる」「不要不急の消費による「成長モデル」の終焉」…。異能の経済学者による衝撃の未来予測。

 本書は、アフターバブルの経済について書かれたもの。『バブルがつくった経済成長、壊した経済成長』というプロローグから始まり、『バブル・アフターバブルの30年』『コロナショックは史上最大級の危機か』『全ての価格はバブルである』『日銀が行うべきは「新次元の金融政策」』『「安心」神話が財政を破綻させる』『「アフターコロナ」の資本主義』…と6章に分けて書かれており、近代資本主義について改めて考えさせられる良書です。最後の章では「健康であり、それに少しの楽しみがある、ささやかな幸せこそが、素晴らしい人生と社会ではないのだろうか。それが実現できない高度な経済社会とは何の意味があるだろうか。」…と書かれていましたが、経済は勿論のこと社会生活の見直しも含めて、考えさせられた一冊です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 19:18| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする