2020年12月22日

『検証ブラックアウト 北海道胆振東部地震』北海道新聞社編




 2018年9月6日未明、北海道を襲った震度7の「激震」。地震による全域停電=ブラックアウトはなぜ発生し、人々はどう動き、企業や行政はどう対応したか、その経験を語り継ぐ。『北海道新聞』連載を再編集して単行本化。

 2018年9月6日午前3時7分、道民はかつて経験したことのなかった「激震」に見舞われた。地震による全域停電=ブラックアウトはなぜ発生し、人々はどう動き、企業や行政はどう対応したか。発生から3日間、被災者が遭遇した出来事を時系列でつづったドキュメントなど、その経験を語り継ぐとともに北海道電力の電源政策をひもとき、未曽有の事態を引き起こした背景を検証。同時に、想定を超えた災害に向き合い、それを乗り越えようと生きる道民の息遣いを克明に伝える。

 本書は、北海道新聞での連載企画「激震 暗闇の大地(ブラックアウト)」をまとめたもので、胆振東部地震や、それに伴うブラックアウト発生直後の道内各地の状況、地震からの復興を目指す道民の取り組みなどを紹介しています。新聞の連載記事としても読んでいましたが、地震直後の電気のない生活を強いられた人々の証言を丹念に集めて当時の状況を再現する一方、脆弱な電力供給態勢と「電力の安定供給とは何か」を多角的に考えさせる貴重な記録となっています。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 17:12| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする