探偵・茶畑徹朗の元に「前世で自分を殺した犯人を捜してほしい」という不可思議な依頼がもたらされた。前世など存在しないと考える茶畑と助手の毬子だったが…。『ランティエ』連載を改題、加筆修正して単行本化。
本書は、「前世で自分を殺した犯人を探してほしい」と依頼された探偵の話が描かれる作品ですが、出だしはミステリではあるものの、SF要素が多く、独特の世界が描かれる展開でもあるため、読み手によっては好みが大きく分かれるとも思います。著者7年ぶりの新作小説ということで、本格ミステリを期待していた分、やや期待を裏切られた感があり、内容的にもイマイチでした。
【満足度】 ★★
ラベル:貴志祐介 我々は、みな孤独である