読むことの本質に迫る積ん読名人12人のインタビュー集。
ブックレビュアーの石井千湖が、斯界の本読み12人の「積ん読」事情を探るインタビュー取材を敢行。ある者は「積ん読」こそが出版界を救うものだと熱く語り、またある者は「積ん読」にこそ書物の真の価値があるのだと断言する。写真に収められた圧巻の「積ん読」の山と、「積ん読」を語るその言葉を一読いただき、読書家諸氏におかれては、ほっとするなり、笑うなり、共感するなり、感心するなり、呆れるなりしていただきたい。
本書は、作家や漫画家、編集者、書店主ら、名だたる各界の本読み12人に、積ん読についてどのように考え、対処しているのかインタビューし、それぞれの書斎や書庫の写真も公開したもの。12名の本棚の写真と読書環境を見るだけでも面白く、積み本の整理の仕方や積ん読の想いなど、とても興味深かったです。
【満足度】 ★★★★