2008年09月26日

『学校がアホらしいキミへ』日垣 隆


学校がアホらしいキミへ

 テスト、先生、いじめ、自立、才能…。大声で言えない「ほんとうのこと」を述べ、学校をめぐる硬直化した常識に挑む。生きづらい思いをしている10代に贈る一冊。

 本書は100ページ足らずのエッセイですが、学校生活をつまらなく感じる学生達に語りかけるエッセイであり、中身がギッシリと詰め込まれています。今の教師を「レッスンプロ」という表現(これはかなり巧い表現方法だと思います)で説明し、その教師が絶対に言わない本音が書かれており、これまでのエッセイなどで見られる日垣節が満載です。例えばイジメ問題については「いじめはコミュニケーション不全であり、自治の問題である。大人社会にも、地球上のどこにでもある。通報に値するかどうか。それだけを判断すればいい」と書き、本書の中に書かれていた「あらゆる試験は、受ける側(生徒や受験者)の都合によってではなく、採点する側(合否を決める側)の都合によって存在している」や「本を通して、無数の先達が知恵をさずけてくれる。要するに、「自分の小ささ」を思い知らせてくれる。自分がいかにチッポケな人間か。それを自覚せざるをえない(ただし向上の仕方が学べる)のが読書という行為である」というのは、正に名言だとも思いますし、10代にも分かりやすいような書かれていますから、こういう本こそ若い子に読んでほしいものだと思います。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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