2009年04月02日

DVD「スパイ・ゾルゲ」を視聴


スパイ・ゾルゲ(初回限定生産)(DVD) ◆20%OFF!

商品のストーリーとしてはネット上では

1930年代。朝日新聞の記者として上海で暮らしていた尾崎秀実(本木雅弘)は、友人のジャーナリストを通じ、ひとりの男と出会う。それが、リヒャルト・ゾルゲ(イアン・グレン)。ドイツ人ジャーナリストのゾルゲは、不安定なアジア情勢をロシアへ報告するスパイ。その後日本へ戻った尾崎だが、ゾルゲもまた、極東でのドイツの動きを探るため日本へ派遣される。やがて2人は、世界平和という理想のため、自らの人生を犠牲にして危険な諜報活動へと身を投じていく…。

ドイツ人の父とロシア人の母の間に生まれたリヒャルト・ゾルゲは、ジャーナリストであり、人間の平等と世界平和を願うコミュニストであり、そのために命を賭けて情報を集めるスパイであった。この知られざる男の運命を描いた映画『スパイ・ゾルゲ』は、第二次世界大戦へと突き進んでいく日本の姿を冷静に捉えた歴史大作。篠田正浩監督が、長い監督生活の最後に選んだ作品として、これまでの作品で訴え続けてきた「平和への願い」を、強く打ち出した渾身のドラマだ。

ゾルゲを演じたイアン・グレンは、篠田監督がほれ込んだだけあって、長身でハンサム、知的な風貌とミステリアスな雰囲気がゾルゲのイメージを見事に形作っている。情報という武器で世界を動かしながら、知られることのなかった男の劇的な人生が、今、明らかになる。


とありますが、ゾルゲ事件としても知られる国際スパイであるリヒャルト・ゾルゲの半生を描いた作品。

篠田正浩監督の引退記念作ということもあり、以前から気にはなっていたのですが、3時間を超える作品なだけに、見るにも躊躇していましたが、思い切って見てみたものの、正直内容は大きな期待ハズレでもありました。

まず、ゾルゲにしろ、尾崎秀実にしろ、あまりにも美化しすぎて描かれていること。

作品のラストに流れる曲がジョン・レノンの「イマジン」であることから、おそらく篠田監督は反戦と平和の意味も込めて、この映画を作られたのではないかと想像しますが、ゾルゲや尾崎秀実は、平和のためにスパイ活動を行ってはおらず、ましてやゾルゲは当時の日本国の機密情報を当時のソ連に漏らしただけではなく、ソ連が日ソ不可侵条約を破って、侵略戦争を行ったことにも通じ、シベリアでの日本人強制労働を行い、我が国固有の領土である北方四島を奪ったソ連から英雄扱いされている人物でもあるだけに、映画でのゾルゲの人物像が美化されているのは、どうにも納得できないこと。

まして、尾崎秀実はゾルゲに情報提供していただけでなく、近衛内閣の一員でありながら支那事変や日米開戦を煽動していた人物でもあるだけに、反戦の象徴のように扱われているのは、理解に苦しみます。

また、ゾルゲは逮捕後にソ連と捕虜交換交渉を行った事実もありますが、こうした歴史的事実を大きく省いており、更にはゾルゲのスパイ活動についても、細かな描写はされていないだけに、歴史的事実が捻じ曲げられているとも見られる箇所があったのは、大いに気になりましたし、スパイや革命運動を善玉扱いするような内容には疑問を大きく抱きました。
posted by babiru_22 at 21:06| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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