2009年05月14日

『太陽の坐る場所』辻村深月


太陽の坐る場所

 クラス会で再会したメンバーは、女優になった同級生「キョウコ」を次こそ呼ぼうと話し合う。青春時代の苦すぎる思い出を抱えながら…。『別册文藝春秋』連載を単行本化。

 F県立藤見高校旧3年2組。卒業から10年たった彼らは、それぞれに大人の悩みを抱える年になっていた。欠席している同級生の1人が、女優として成功を収めていた。その名は「キョウコ」。映画やCMに引っ張りだこの彼女を、次の同窓会に呼ぼうと盛り上がる。しかし、彼女に連絡をとることで、思い出される「若さゆえの残酷さ」に彩られた記憶とは……。

 物語は、28歳になった高校の同級生達の、クラス会をめぐる話ですが、嫉妬や、屈折した恋心。自己嫌悪や見栄を張るための嘘など、女性心理をホラーっぽく描いたミステリ。大人の女性心理をうまく物語にし、謎を解いても、また新たな謎を生み出す展開は、面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 07:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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