2009年12月05日

『燃ゆる樹影』藤田宜永


燃ゆる樹影

 傷病をかかえた樹木を診断し治療する樹木医の沢村と、画廊喫茶を営む美枝子。静かな生活は、運命の再会で破られる。過去を引きずらずに互いの人生に向き合えるはずだったが…。胸に優しくしみとおる大人の恋愛小説。

 傷病をかかえた樹木を診断し治療する樹木医の沢村と画廊喫茶を営む美枝子。静かな生活は、運命の再会で破られる…。八ヶ岳の麓の集落にあるアカマツの初診を終えた樹木医の沢村信治は、諏訪湖の畔にある病院へ足を延ばした。沢村自身のホームページを通してメル友になった安住陽子を見舞うためだった。初顔合わせの緊張も解けた頃合い、陽子の母親が病室に入ってきた。その瞬間、金縛りにあったように動けなくなる沢村。そこに現れたのは、二十数年前、愛し合い、片時も離れたくないと思っていた美枝子だった…。55歳の樹木医と46歳の画廊喫茶の女店主。過去を引きずらずに互いの人生に向き合えるはずだったが…。

 最近の藤田宜永の作品の特徴ともいえる、大人の恋愛物語ではありますが、設定は他の作品とは違うものの、どうもマンネリ化というか、不倫話がクドく感じられます。諏訪を舞台に、情景が浮かぶような表現ではあるものの、かつてのハードボイルド作品のような作品も読んでみたいところです。

【満足度】 ★★★
posted by babiru_22 at 08:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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