2010年02月12日

『山姫抄』加藤 元


山姫抄

 逃げたいのに、逃げればいいのに、逃げない女…。山に消えた女たちの「山姫伝説」が残る奥深い田舎町で、女は一風変わった男とともに暮らし始めた。だが、男の秘密と凶暴性が徐々に顕わになっていき…。

 本書は、講談社小説現代長編新人賞作で、女達が山に消えるという伝説が残る田舎町で、スナック勤めの女性が、一風変わった男と暮らし始め、男の秘められた過去、閉ざされた村の救いのなさが徐々に明らかになるという物語。田舎の閉鎖性、主人公の過去など、舞台設定は非常に良かったと思うものの、ラストが物足りない結末にもなっており、もう少し登場人物の狂気をうまく活かせたらとは思いました。

【満足度】 ★★★☆
ラベル:加藤 元 山姫抄
posted by babiru_22 at 06:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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