2010年02月13日

『殺人者』深谷忠記


殺人者

 21歳の母親が子どもを自宅に置き去りにし、有罪判決を受けた。その後、相次いで起きた殺人事件の被害者は、いずれも子どもを虐待していた。やがて第3の事件が起き、驚くべき事件の構図と“殺人者”の姿が明らかに…。

 21歳の母親が子どもを自宅に置き去りにし、保護責任者遺棄の罪で有罪判決を受けた。預けていた我が子を児童養護施設から引き取って間もなくのことだった。その後、N市の路上で男が殺され、さらに児童養護施設のある香西市郊外で女の変死体が発見された。被害者はいずれも子どもを虐待していた。宮田刑事たちの捜査は混迷を深めるが、やがて第三の事件が起き、驚くべき事件の構図と“殺人者”の姿が明らかに…。

 物語は、幼児虐待が元になって起きた3つの殺人事件を描いたもので、著者らしい社会派ミステリにはなっています。ただ、展開でもう一捻りが欲しかった気がしますし、重いテーマではあるものの、緊迫さにやや欠けていた部分もあり、物語の設定が非常に良かっただけに、展開にやや不満は残りましたが、負の連鎖はうまく表現されていたと思います。

【満足度】 ★★★☆
ラベル:殺人者 深谷忠記
posted by babiru_22 at 08:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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