2010年04月01日

『夢ほりびと』池永 陽


夢ほりびと

 佐伯は中堅どころの印刷所に勤めていたが、会社からリストラされたことを家族に言い出せず、ある日家出をしてしまう。当てもなく歩き続け、辿り着いた崩壊寸前の洋館。そこには世を拗ねる変わり者たちが住み着いていた…。

 小山の中腹に建つ、崩壊寸前の洋館。そこでは奇妙な共同生活が営まれています。リストラされた元サラリーマン、世間から忘れられた元天才サーファー、リストカットを繰り返す女子高生、借金を背負った夫婦。彼らは、館の老主人と一緒に、庭にひたすら穴を掘り続けます。「宝が埋まっている」と信じて、あるいは単に成り行きで。この心弱い人たちは、また社会への一歩を踏み出すことができるのでしょうか。世間から見放され、朽ち果てた屋敷に集まった心よわいアウトローたちの再生の物語。

 物語は、世間から見放され、朽ち果てた屋敷に集まった心弱いアウトローたちの再生物語。登場人物それぞれが非常に個性的で、共感はできないものの、その個性的なアウトローの再生に向けての物語は中々読みごたえがあり、面白かったです。

【満足度】 ★★★☆
posted by babiru_22 at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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