2010年12月27日

『マルス・ブルー』鳴海 章

【送料無料】マルス・ブルー

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価格:1,890円(税込、送料別)



 スクランブル発進したまま行方不明となったイーグル。パイロットは航空自衛隊「最強」と呼ばれた景坂。7年後、大陸からF−15で突如帰還した景坂は、原子力発電所への攻撃を仕掛ける。その裏には壮大な謀略が…。

 自衛隊小松基地で法務官を務める堀1等空尉の元に、警視庁公安部の藤林という女性捜査官が訪ねてきた。年初に、北朝鮮からの漂流船とおぼしき平底船が能登半島沖合で発見された。中には死体が1体。脱北者らしきその死体が履いていたブーツが、7年前、小松基地からスクランブル発進して行方不明となったF―15のエースパイロット景坂のものと判明。失踪当時の景坂の身辺を調べるために堀に協力して欲しいという。死んだはずの景坂のブーツがなぜ北朝鮮に? また公安の外事課がなぜこの事件に関心を持つのか。細かなことは知らされぬまま堀は藤林と共に景坂の過去を追っていくが、そこには思わぬ真相が待ち受けていた……。

 著者の12年振りの航空小説とのことですが、本書は日本の防衛体制に深い危惧を抱く自衛隊パイロットと、中国、ロシア、アメリカ各国の思惑が複雑に絡まった航空サスペンス。現在の世界情勢をうまくサスペンスとして描いており、著者のゼロシリーズと比べると、多少の迫力不足は感じるものの、特に後半からラストに向けての展開は良かったです。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 06:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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