2011年10月05日

『密漁の海で 新訂増補版 正史に残らない北方領土』本田良一

【送料無料】密漁の海で新訂増補版

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価格:2,940円(税込、送料別)



 領土問題解決と日ロの平和条約締結のメドすら立たない中、「国境の海」では依然として漁民の苦悩と密猟は続く。豊かな海を舞台に演じられた悲喜こもごもの物語を数十年間取材してきたジャーナリストの実録ルポ。

 メドベージェフ・ロシア大統領の国後島訪問、着々と進められるインフラ整備……と、ロシアの実効支配がますます現実味を帯びてきた北方領土。ソ連崩壊後のクラスノヤルスク合意、川奈提案などにもかかわらず、四島一括返還派と二島先行返還派の対立、鈴木宗男・佐藤優の逮捕など迷走するばかりの日本政府。領土問題解決と日ロの平和条約締結のメドすら立たない中、「国境の海」では依然として漁民の苦悩と密漁は続く。豊かな海を舞台に演じられた悲喜こもごもの物語を数十年間取材してきたジャーナリストの実録ルポ。

 本書は、ソ連に情報を渡して漁を許されたレポ船、根室海峡を切り裂いた特攻船、ロシアの密漁船の船主達。密漁ビジネスを仕切った水産マフィアや、マフィアと密着した国境警備隊幹部。この同じ舞台で「暗躍」した政治家や外務官僚を取り上げ、国策の都合、北方領土問題の核心に迫ったドキュメント。マスコミが決して報じない北方領土問題の舞台裏としての政治の裏面に、鋭く切り込んだルポルタージュで、本書は2004年の初版後、現在に至る経緯が新たに加えられた新訂増補版ですが、返還方法を巡って迷走する日本と着々と実効支配を強めるロシアのそれぞれの内情を丹念な取材で明らかにしています。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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