【送料無料】救命 |
津波に全てを奪われても、命の可能性を信じて彼らは闘い続けた。医師とは、いのちを救い、死を悼む存在なのだ…。極限状態で医療に携わった9人の医師が、その凄絶な日々を語る。
医療が壊れたら、人はいなくなる。医療があれば、立ち上がれる……空前の災害がもたらした極限状態の中で闘い続けた九人の医師たち。救出を待つ不安の一夜、過酷な避難所での活動、困難を極める検視、そして原発事故の恐怖。生と死を分かつ現場で、何が彼らを突き動かしたのか。凄絶な日々を初めて語った感動のドキュメント!
本書は、東日本大震災での被災地で、救命医療活動に携わった医師9名による証言集。自らも被災し、家族も亡くした医師もいて、それでも現場に駆けつけ医療行為にあたった医師らの言葉は全てが重く、多くの人々のために、臨機応変な対応をしての奮闘ぶりにた頭が下がる思いですし、被災現場で医療活動に当たった医師たちの生の声は非常に心に響きました。本書の中で福島県での「もう人が仮設村に移動し始めているのに、そこに診療所を作るためには、県の議会で承認されないとダメですとか官僚的なことを言う」という医師の言葉が書かれていますが、行政の事勿れ主義の問題点を痛切に現れており、行政側も現場の問題を真剣に考えてほしいものだと思いますし、本書は記憶に残る証言集でもありました。
【満足度】 ★★★★☆

