2012年09月12日

『ヒマラヤを越える子供たち』マリア・ブルーメンクローン



 中国の圧制下のチベットを逃れ、過酷なヒマラヤ越えを行ってインドへ亡命した6人の子供たち。数々の賞を受けたドキュメンタリー映画「ヒマラヤを越える子供たち」を撮影した女性監督が、当時の様子と子供たちのその後を綴る。

 2000年に中国の圧制下のチベットを逃れ、過酷なヒマラヤ越えを行ってインドへ亡命した子供たち。その模様を撮影したドイツのドキュメンタリー映画は、ドイツ、イタリア、ギリシャ、アメリカなど各国で様々な賞を受け高い評価を得ました。その映画監督自らが綴ったノンフィクションの最新版を日本初翻訳。大人でも過酷なヒマラヤ越えに挑んだ子供たちに密着した著者の、渾身のドキュメンタリー。

 本書は、中国政府からの迫害を逃れるために、チベットから、ヒマラヤを越えてインドに亡命する子供たちの記録を綴ったもの。貧しさゆえ、子供にチベット人として正しい教育を受けさせるために、親たちは、子供をインドに旅立たせますが、両親は年老いた祖父母の面度を見るためにチベットに残るほかなく、10歳に満たない子供が、幼くして両親と別れる悲しみ、手袋すらなく、6000メートルの山を越える苦しさの現実が、ここに書かれていますが、このようなチベットの現実は、世界中の多くの人に知ってもらいたいですし、このチベットの子供達が、ヒマラヤを無事に越えて、幸せになること、そしてチベットの子供達がヒマラヤを越えなくても済むような時が来ることを願わずにはいられません。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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