2013年03月04日

『死の淵を見た男 吉田昌郎と福島第一原発の五〇〇日』門田隆将

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 福島第一原発事故の、考えられうる最悪の事態の中で、現場はどう動き、どう闘ったのか。福島第一原発所長として最前線で指揮を執った吉田昌郎のもと、使命感と郷土愛に貫かれて壮絶に闘った人々の物語。

 「原子炉が最大の危機を迎えたあの時、私は自分と一緒に“死んでくれる”人間の顔を思い浮かべていました」。食道癌の手術を受け、その後、脳内出血で倒れることになる吉田昌郎・福島第一原発所長(当時)は、事故から1年4か月を経て、ついに沈黙を破った。覚悟の証言をおこなった吉田前所長に続いて、現場の運転員たちは堰を切ったように真実を語り始めた。2011年3月、暴走する原子炉。現場の人間はその時、「死の淵」に立った。それは同時に、故郷福島と日本という国の「死の淵」でもあった。このままでは故郷は壊滅し、日本は「三分割」される。使命感と郷土愛に貫かれて壮絶な闘いを展開した男たちは、なぜ電源が喪失した放射能汚染の暗闇の中へ突入しつづけることができたのか。「死」を覚悟した極限の場面に表われる人間の弱さと強さ、復旧への現場の執念が呼び込む「奇跡」ともいえる幸運、首相官邸の驚くべき真実……。吉田昌郎、菅直人、班目春樹、フクシマ・フィフティ、自衛隊、地元の人々など、90名以上が赤裸々に語った驚愕の真実とは。

 本書は、福島第一原発事故を、当事者らの実名で綴った渾身のノンフィクション。全て実名での証言を元にしたものであり、特に吉田前所長が語る原発事故の真実、福島第一原発での現場で、職員や自衛隊員など、命をかけた闘いは本当に胸が熱くなりました。そして、官邸や東電本部の混乱ぶりのあまりの酷さ、菅総理の横暴ぶり、東京の東電本社と現場との距離感には、今も怒りが込み上げてきますし、故郷と国を守る為に命をかけて働く人たちの姿、現場担当者の極限の苦悩は、本当に胸に染みました。

【満足度】 ★★★★★(文句なし!)
posted by babiru_22 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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