2013年07月19日

『聞かないマスコミ 答えない政治家』池上 彰



 記者のなれあいの質問、核心にふれない政治家。弛みきった関係は政治家の質の低下を招く。池上彰が、選挙特番やインタビューでの政治家とのやりとり等を交えながら、日本の政治報道のあり方について語る。

 2012年12月、衆議院議員総選挙の報道特組。国民が目にしたのは、池上彰の質問に、怒り、絶句し、はたまた論旨をすり変えて反論する政治家たちの姿。政治家の質の低下が問われて久しい今日。しかし、これを政治家だけのせいにしていいのだろうか。ジャーナリストが「いい質問」を準備し、国民が知りたいことを鋭く問うことによって、政治や政治家の質も向上するのではないか。池上彰、渾身の政治ジャーナリズム改革論、全8章!

 本書は、著者が日本のマスコミの政治報道の問題点を鋭く指摘したもの。政局報道ばかりで、政策報道をしないマスコミへの批判や、記者と政治家の馴れ合い、政治報道のあり方を問う内容でもありましたが、著者が指摘しているように、政策を問うべき報道姿勢を行ってほしいとも思います。本書は分かりやすい内容である反面、もう少し報道のあり方を問う鋭い指摘を行ってほしかったとも思いますが、政治報道の改革の意見としては、興味深い内容でした。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 16:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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