2014年02月06日

『町村合併から生まれた日本近代』松沢裕作



 明治の大合併、それは新たな境界線を社会に引く試みだった。府藩県三治制、大区小区制、そして明治22年の大合併にいたる「地方制度」の変遷をたどりながら、近代社会そのものを問い直す。

 明治7年の町村数約7万8千、明治22年の町村数1万6千弱。明治の大合併、それは新たな境界線を社会に引く試みだった。あいつぐ町村からの異議申し立て、合併後も紛争を抱える自治体……近世の地縁的・身分的共同体というモザイク状の世界から、近代の大字−市町村−府県−国家という同心円状の世界へ。府藩県三治制、大区小区制、そして明治22年の大合併にいたる「地方制度」の変遷をたどりながら、近代社会そのものを問い直す。

 本書は、起点となった明治期を対象に、わが国初の大合併に至る過程を検証したもの。町村が明治時代にどうやって出来たかのプロセスが詳細に書かれており、地方制度の変遷についても、勉強になりました。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 12:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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