2014年05月26日

『ハルカの空 南アルプス山岳救助隊K−9』樋口明雄



 あきらめるな、バディがいる…。深い山中に孤絶した遭難者。その救出現場で活躍する個性豊かな隊員と、相棒の犬たちの奮闘を描く。汗光り涙伝う、本格山岳小説全5篇。『読楽』掲載に書き下ろしを加えて単行本化。

 軽装で山の中を駆け巡るトレイルラン。自信に満ち溢れた走りをする大学生。小さな気の迷いが大きな事故に……「ランナーズハイ」。山小屋でバイトをはじめた女子大生は、マナー違反の登山客に愕然。しかしそこは“命”を預かる場所でもあった……「ハルカの空」。登山で妻を亡くし、すっかり抜け殻となってしまった男。かつて山岳救助隊に救われた過去が……「孤高の氷壁」。汗光り涙伝う、犬とともにある本格山岳小説全5篇。特別書下し短篇も収録。

 本書は、日本で2番目に高い山、北岳を舞台に、南アルプス山岳救助隊と救助犬の活躍を描いたシリーズ第2弾。5つの作品が収録されており、特にマナー違反の登山客の実状を描いた表題作が良かったですが、短編での読みやすさがあり、読み応えもある作品集です。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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