2014年07月15日

『スタンダップダブル! 甲子園ステージ』小路幸也



 神別高校野球部はいよいよ甲子園へ! ところがスポーツライター・塩崎が神別高校の周囲をかぎ回り始める。彼らが優勝を目指す特別な理由を知る記者の絵里は、ナインを守ろうとするが…。『ランティエ』連載を単行本化。

 見た目はそっくりながら性格は対照的な双子…エースピッチャーの青山康一とセンターの健一を擁する神別高校野球部は、北北海道大会を勝ち抜きいよいよ甲子園へ! 彼らの不思議な強さの「秘密」と、優勝を目指す特別な「理由」を知る前橋絵里は、全国紙のスポーツ記者。彼女の前に、神別高校の監督・田村と高校時代にチームメイトだったフリーのスポーツライター・塩崎が現われ、神別高校の周囲をしつこいくらいにかぎ回りはじめる。塩崎は、田村との間に因縁があるらしい。絵里は、危険なネタを得意とするルポライター・西島などの応援を得て、なんとか神別高校ナインを守ろうとするが…。

 本書は、前作『スタンダップダブル!』の続編で、前作での北北海道大会の予選に続いて、甲子園を舞台に描かれます。前回では双子の特殊能力についてが描かれましたが、今回は、神別野球部の秘密をいかに守るかという、野球部とは直接接触ない話が、試合と交互に挟まれ、試合描写が少なかったことが正直残念。それでも著者らしい物語で、高校野球を舞台とした青春小説は前作と共に面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック