2015年07月16日

『異邦人』原田マハ



 画廊の青年専務と結婚し、出産を控えて京都に長逗留していた菜穂は、気分転換に出かけた老舗の画廊で、一枚の絵に心を奪われ…。若き画家の才能をめぐる人々の「業」を描く。『文蔵』連載を加筆・修正。

 たかむら画廊の青年専務・篁一輝と結婚した有吉美術館の副館長・菜穂は、出産を控えて東京を離れ、京都に長期逗留していた。妊婦としての生活に鬱々とする菜穂だったが、気分転換に出かけた老舗の画廊で、一毎の絵に心を奪われる。画廊の奥で、強い磁力を放つその絵を描いたのは、まだ無名の若き女性画家。深く、冷たい瞳を持つ彼女は、声を失くしていた…。京都の移ろう四季を背景に描かれる、若き画家の才能をめぐる人々の「業」。『楽園のカンヴァス』の著者、新境地の衝撃作。

 物語は、京都を舞台に、日本画の世界で繰り広げられる人間の業が描かれる作品。四季折々の京都の描写は見事ですが、登場人物の私利私欲ぶりは、いささかゲンナリしてしまいます。エンタメとして評価も分かれる作品とも思いますが、個人的にはイマイチでした。

【満足度】 ★★☆
ラベル:原田マハ 異邦人
posted by babiru_22 at 12:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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