2015年11月19日

『波に乗る』はらだみずき



 文哉が入社1ケ月で会社を辞めた直後、父が亡くなったという連絡が。霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。文哉は、父の足跡をたどりはじめ…。『STORY BOX』連載を改題、加筆し単行本化。

 「あんたの親父、亡くなったぞ」卒業し、入社1か月で会社を辞めた直後のことだ。連絡してきたのは、名乗りもしないぶっきらぼうな男だった。孤独死だったのか? 霊安室で対面した父は、なぜか記憶とはまるで違う風貌をしていた。文哉は、疎遠になっていた父の足跡をたどりはじめる。不器用な父が、息子に託したものとは? 海辺の町で、知らない父が生きていた。少年たちだけじゃなく、彼らを見守る大人たちの視点からも少年サッカーを描き、静かな感動を呼んだ累計40万部『サッカーボーイズ』シリーズ著者、新境地の感動作!

 物語は、喧嘩別れした父親の「見知らぬ姿」を知っていく過程で、様々な人々との交流が主人公を精神的に成長させていく青春小説。展開は淡々としていますが、読後に温かさが残る作品です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 14:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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