2016年10月19日

『ノッキンオン・ロックドドア』青崎有吾



 密室、衆人環視の毒殺など「不可能」を推理する倒理と、理解できないダイイングメッセージなど「不可解」を推理する氷雨。相棒だけどライバルな探偵ふたりが、数々の事件に挑む。『読楽』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。

 インターホンもドアチャイムもノッカーもない探偵事務所ノッキンオン・ロックドドア。戸惑うようなノックの音なら、謎を抱えた依頼人がやってきたしるしだ。密室、容疑者全員アリバイあり、衆人環視の毒殺など、<不可能(HOW)>な状況のトリックを推理する御殿場倒理と、ダイイングメッセージ、現場に残された不自然なもの、被害者の着衣など<不可解(WHY)>な状況から理由や動機を解明する片無氷雨。相棒かつライバルのダブル探偵が、難事件に挑む!

 物語は、密室トリックや衆人環視下での毒殺など「不可能」(ハウダニット)解明を専門とする探偵・御殿場倒理と、ダイイングメッセージや被害者の状況、動機など「不可解」(ホワイダニット)の推理を専門とする探偵・片無氷雨の2人が主人公のダブル探偵物語。2人で探偵事務所「ノッキンオン・ロックドドア」を運営し、いがみあいながらも、互いがいなければ事件を解決に導くことができない、相棒かつライバルなダブル探偵が不可能で不可解な難事件に挑みます。展開も斬新的で、ラノベ的で読みやすかったです。本格ミステリとは少々違いますが、主人公の個性を引き立たせたミステリという感じで、面白かったです。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 15:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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