2017年07月29日

『北斎まんだら』梶よう子

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北斎まんだら [ 梶 よう子 ]
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 葛飾北斎の弟子になるため江戸へやって来た三九郎。だが、娘のお栄に火事見物につき合わされたり、枕絵のモデルをやらされたり。そんな折、北斎の枕絵の贋作が出回っていることがわかり…。『小説現代』掲載を単行本化。

 信州小布施の豪商、高井家の惣領息子・三九郎は、かの有名な絵師の葛飾北斎に会うために江戸へやって来た。浅草の住まいを訪ねてみると、応対してくれたのは娘のお栄。弟子入りを志願するもまともには取り合ってもらえず、当の北斎はどこかへ出かける始末。美人画で有名な絵師の渓斎英泉こと善次郎にはかまってもらえるが、火事見物につき合わされたり、枕絵のモデルをやらされたりで、弟子入りの話はうやむやのまま。そんな折、北斎の放蕩な孫・重太郎が奥州から江戸に戻ってきたことが伝わる。同じころ、北斎の枕絵や鍾馗の画の贋作が出回る事件が出来し、重太郎に疑いの目が向けられるが……。

 物語は、葛飾北斎について、信州小布施から上京した弟子の三九郎を通しての北斎が描かれる作品。前作の『よい豊』が非常に良かっただけに、この作品も期待して読み始めましたが、葛飾北斎とその娘・お栄、一門の弟子達の絵師の仕事ぶりなどは面白かったものの、物語としての深みが足りないというか、前作のようなインパクトを感じなかったのが、やや残念です。

【満足度】 ★★★
posted by babiru_22 at 14:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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