2017年08月08日

『レスキュードッグ・ストーリーズ 南アルプス山岳救助隊K−9』樋口明雄



 妻と別れた男が滑落して骨折。携帯電話が通じず救助要請もできないまま寒い夜を迎え…。「遺書」をはじめ、全12編を収録。日本第2位の高峰・北岳を舞台にした本格山岳小説集。『山と渓谷』掲載に加筆し単行本化。

 本書は、「南アルプス山岳救助隊K−9」シリーズ5作目で、今回も日本第2の高峰・北岳を舞台に山岳救助隊と山岳救助犬が活躍する作品集。全12話の山岳短編集でもありますが、山岳遭難救助の物語をベースにしながら、ライチョウの減少、南アルプスにトンネル建設を予定しているリニア新幹線などの時事問題を取り入れた話や、ホラーやミステリーの要素の強い話があるなど、短編集ならでは多彩な構成となっており、短編ながら深みのある作品です。

【満足度】 ★★★★
posted by babiru_22 at 14:09| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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