2017年11月23日

『真夏の雷管 道警・大通警察署』佐々木譲

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真夏の雷管 道警・大通警察署 [ 佐々木譲 ]
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 精密工具の万引き。硝安の窃盗事件。消えた電気雷管。3つの事件がつながったとき、急浮上する真夏の爆破計画。誰が、いつ、どの瞬間に? 刻限に向けて、チーム佐伯が走る! 北海道警察シリーズ第8弾。

 夏休みの始まり。鉄道好きの僕は、札幌へ向かう「スーパーおおぞら」を見ながら夢を抱いていた。そんななか、ある男の人と出会って小樽の鉄道博物館へ連れていってもらえることに。今までで最高の夏になるかもしれないと信じて、僕は彼についていった。だけど、まさかこんな大ごとになるなんて……。札幌大通署・生活安全課の小島百合は、札幌中心部にある老舗店からの万引き通報に駆けつけた。高校生とみられる常習犯は捕まえられなかったが、小学6年生の男子が工具を万引きするところに出くわす。現行犯で身柄を確保したものの、百合はこの万引きに奇妙さを感じていた。署に連行して話を聞くが、親と連絡を取らせようとしない少年に不信を抱く。そんななか所持品すべてを置いて少年は逃げてしまう……。一方、大通署・刑事三課の佐伯は札幌市街地の園芸店での不法侵入事件を追っていた。店のオーナーによると裏手のドアが壊され侵入されたというが、盗まれたのは現金ではなく、爆薬の材料にもなる肥料の硝安が入った袋だった。佐伯は、過去の爆破事件を連想し焦りを隠せずにいた……。2つの事件は思わぬ方向へ交錯していく。

 本書は、『笑う警官』『警視庁から来た男』『警官の紋章』『巡査の休日』『密売人』『人質』『憂いなき街』に続く、道警シリーズの第8弾。札幌大通署・刑事課の佐伯、生活安全課の小島百合、機動捜査隊の津久井ら、シリーズでおなじみのチームメンバーが、爆破計画を阻止すべく動きます。事件の裏として、JR北海道の不祥事や労組問題も絡めていて、シリーズとしての安定感、展開のスピードさ、事件の背景と捜査など、読み応えもあって、作品として楽しめました。

【満足度】 ★★★★☆
posted by babiru_22 at 17:41| Comment(0) | 今日の一冊 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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